
カマキリを飼うには、高さのある通気性のよいケース、足場になる枝、生きた昆虫のエサが必要です。カマキリは共食いするため、基本的に1ケースへ1匹ずつ入れます。
ヨーグルトなどを主食として与える方法は、カマキリ本来の食性に合いません。長く飼う場合は、コオロギやハエなど、体の大きさに合った生き餌を用意します。
必要な飼育用品
- 高さのある飼育ケース
- 通気性のあるふた
- 脱皮できる高さの枝やネット
- 霧吹き
- 体の大きさに合った生き餌
ケースの高さは、カマキリが枝へぶら下がって脱皮できるよう、体長の3倍程度を目安に余裕を持たせます。
ケースの置き場所
直射日光の当たらない明るい場所へ置きます。窓辺や車内では、短時間でケース内の温度が上がるため危険です。
ケース内が蒸れないように通気を確保し、ふんや食べ残した虫はこまめに取り除きます。
カマキリのエサ
カマキリは肉食で、動く昆虫を捕らえて食べます。
- コオロギ
- ハエ
- バッタ
- ガ
- 幼虫にはショウジョウバエなどの小さな昆虫
エサが大きすぎるとカマキリが傷つく場合があります。カマキリの体より小さめの虫から与え、食べ残しは取り出します。
野外で捕まえた虫には農薬が付いている可能性があります。採集場所に注意するか、餌用に販売されている昆虫を使いましょう。
水の与え方
ケースの壁や葉へ少量の水を霧吹きし、カマキリが水滴を飲めるようにします。深い水入れは溺れる危険があるため置きません。
ケース全体をびしょ濡れにすると蒸れやカビの原因になります。乾いたことを確認してから少量ずつ与えます。
卵を産んだ場合
カマキリは枝などへ卵鞘を産み付けます。卵鞘は冬の低温を経験し、春にふ化する種類が多いため、暖房の効いた室内へ置くと早くふ化することがあります。
枝ごと風通しのよい屋外に近い環境で管理し、雨が直接当たり続けないようにします。地域や種類によってふ化時期が異なります。
一つの卵鞘から多数の幼虫が出るため、ふ化後の飼育場所と小さな生き餌を準備できない場合は、採集した場所へ卵鞘を戻す方が現実的です。
飼育の注意点
- 複数を同じケースへ入れない
- 直射日光と蒸れを避ける
- 深い水入れを置かない
- 脱皮中は触らない
- 農薬の可能性がある虫を与えない
- 飼えなくなったら採集場所へ戻す
まとめ
カマキリの飼育では、脱皮できる高さ、通気、生き餌が重要です。水は葉やケース壁の水滴から与え、共食いを防ぐため1匹ずつ飼います。卵鞘は室内で早期にふ化させないよう注意しましょう。