まことしやかに聞かされてきた
「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」という説。
ピーナッツもよく言われますね。
では、ピーナッツチョコレートって危険すぎませんか!?
この説は実際本当なのでしょうか。
これまでそういわれてきた原因を探っていこうと思います。
鼻血が出る!?チョコレートやピーナッツが原因?
チョコレートやピーナッツをたくさん食べると鼻血が出る、
というイメージは多くの人が持っているかも知れません。
ところが、実はその医学的な根拠はない、というのが、
現在医学界では主流の考えのようです。
しかし、チョコレートを食べるとその後鼻血が出ると言う人も確かにいるようです。
チョコレートを食べすぎると必ず鼻血が出るいうわけではありません。
ですが、チョコレート食べることで鼻血が出やすくなる可能性はあると言えます。
チョコレートに含まれるカフェインには人間を興奮させる作用があります。
そして、鼻の中には多くの毛細血管があります。
興奮して血行がよくなることで、
細い毛細血管に対して大量の血液が流れ込むことになります。
それにより、鼻の中の毛細血管が切れ鼻血が出るということは考えられます。
もし鼻血が出た場合には
鼻血の止め方 小鼻を冷やす方法というページを参考に鼻血を止めて下さい。
ちなみに、チョコレートの効果・効能は?というページも書いています。
ピーナッツも鼻血が出やすくなる食べ物だと思われています。
ピーナッツもチョコレート同様、油脂分が多くカロリーが高いため
そのように言われているのでしょう。
「チョコレートを食べ過ぎると鼻血がでる」というのは迷信!?
チョコレートをたくさん食べると鼻血が出る、というのは迷信か本当か、
しばしばこの議論は起こります。
実際のところ、どうなのでしょうか。
調べてみると、
「部分的に本当」というところのようです。
チョコレートに含まれるカフェインは血行をよくすると言われますが、
チョコレートの含有量では鼻血が出るほどではないという見解が強いようです。
また、チラミンという物質は血管を急激に拡張させる作用があります。
血管の拡張により鼻の中の血管が腫れ、鼻血が起こりうるということです。
チョコレートにはたくさんの脂肪分や糖分が含まれていいます。
そのために食べ過ぎると、体の中で行き場を失ったエネルギーが、
鼻血となって放出されるという説は迷信です。
ですが、鼻の粘膜が弱っているときにチョコレートを食べると鼻血が出ることがある、
というのは本当と言えるということです。
チョコレートを食べると鼻血がでるのは子供だけ?
大人でチョコレートを食べると鼻血が出てしまう、という人の話はあまり聞きません。
なぜでしょうか?
この理由は子どもは鼻の粘膜が大人と比べて弱かったり、
栄養のバランスが違ったりするためです。
そのために油脂やカロリーが高いチョコレートを摂取すると、
過剰に血の巡りがよくなりのぼせたような状態になるため、
鼻血が出ることがあると考えられます。
その一方で、「チョコレートで鼻血が出る」という説は、
医学的根拠がないと言う人もいます。
今ほど豊かでなくチョコレートが貴重だった時代の
ただの大人の方便だったと言う説もあるようです。
高価なチョコレートを子どもが一度にたくさん食べずに、
少しづつ大事に食べるようにと
あるお母さんが作った話という説です。