喉の薬メーカー龍角散から販売されている「龍角散ののどすっきり飴」は、のど飴としてノーベルの「VC-3000のど飴」や「はちみつきんかんのど飴」と並び、高い人気を誇っています。
のど飴は、喉が不快な時に手軽に飲むことができるので、愛用している人も多いと思います。
そののど飴の中から、龍角散のどあめをピックアップして、成分や効果、注意することについてご紹介します。
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龍角散のど飴の成分と効果は?
龍角散のど飴は、商品名は「龍角散ののどすっきり飴」と言い、医薬品として販売されている龍角散と違い、食品として販売されています。
喉の異変に対する治療薬ではなく、食品としての清涼菓子(キャンディー)ということです。
龍角散ののどすっきり飴(88g)を例にすると、主な成分は、次のとおりです。
主成分・・・・カミツレ、カリンを主成分としたハーブパウダー、19種類のハーブエキス、砂糖、水飴、香料、着色料、酸味料となっています。1袋(88g)当たり、カロリー342kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物85g、食塩0gなので、栄養のバランスとしては、カロリーが高く片寄っていますね。
見た目はキャンディー、中身もキャンディーということです。
これらの基本的な成分の他に、レモン、ミント、カシスなど味付けを加えた商品も販売しています。
効果としては、すっきりしない喉を潤す清涼菓子としての効果はありますが、咳、痰、喉荒れ、声がれなどの炎症を起こしている場合は、効果は薄いでしょう。
喉の状態が悪い場合は、のど飴ではなく一般的な龍角散を服用することをおすすめします。
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龍角散のど飴に副作用はあるの?妊婦さんや授乳中は?
妊婦さんなどは、薬を服用するときに注意しなければならないことがあるので、のど飴をなめるときも気になると思います。
のど飴は基本的に食品であり、医薬品としての成分はほとんど含まれていないので、妊娠中の妊婦さんや授乳中の人が飲んでも、まず問題はありません。
ただし、喉の痛みや咳、痰などがひどい場合は、のど飴に頼らず病院で診察を受けて、妊婦さんが飲める治療薬を処方してもらうことをおすすめします。
龍角散のど飴、注意することは?
のど飴は食品で副作用がほとんどないからと言って、注意することがない訳ではありません。
次のことに気を付けてくださいね。
・治療の遅れ・・・喉の症状が重い時に、治療を受けずに連続してのど飴を舐めることがありますが、のど飴には症状を治療する成分は含まれていないので、喉の状態がさらに悪化することがあります。
・喉の症状に合わせて舐める・・・のど飴は治療薬ではないので、喉の症状が軽いときやスッキリさせたいときにだけ、使用するようにしましょう。
・食べ過ぎ注意・・・のど飴には糖質が多く含まれているので、食べ過ぎると血糖値が急に上がる可能性があります。特に糖尿病の人は注意が必要です。
・のど飴の回数・・・食品としてののど飴に回数制限はありませんが、立て続けに舐めることは止めましょう。唾液の繊毛保護の役割が薄れてしまいます。1日5~6個程度の回数が目安です。