フィルターが、油汚れなどでひどくなった換気扇をそのままで使用していると、油などの異臭がただよう、空気を吸う力が弱くなる、換気扇の動きが悪くなる、油に火が引火する恐れがあるなど、良いことは一つもありません。
そのため、定期的に換気扇を掃除する必要がありますが、どのように掃除を行ったらよいのかわからない方が多いと思います。
換気扇の掃除は、プロに依頼する方法もありますが、自分で行うこともできるのですよ。
自分で行う換気扇の掃除を、わかりやすくご紹介しますので、是非挑戦してくださいね。
換気扇、ダスキンの掃除の仕方は?
まずは、プロのダスキンが行う換気扇(シロッコファンタイプ)の掃除を参考にご紹介します。
①レンジフードの本体からシロッコファンを取り外し、専用の洗剤にファンをつけ置きします。
②ファンの隙間の汚れをブラシで綺麗に落とします。
③ファンをブラシでこすりながら、水で洗い流します。
④フード本体の内側の汚れを取り除き、専用の洗剤で本体やコーナーの汚れも洗浄します。
⑤細かい部分まで、洗剤を拭きあげて完了です。
プロと素人との違いは、外せる部分は外して掃除する、専用の洗剤を使う、専用の道具を使うなどで、汚れがひどくても適切に掃除してくれるところです。
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換気扇の外し方は?
汚れているファンは滑るので、ゴム手袋などを付けていると良いです。
また電源は必ず切ってください。
・シロッコファンタイプの外し方
①フィルターやカバーをドライバーで外し、本体が見えるようにします。
②ファン周りの部品を外します。
ファンはネジなどの場合、時計周りと反対に回すと外れるようになっています。
取り外すときは滑るので、注意しましょう。
・プロペラタイプの外し方
①フィルターやカバーなどがある場合は、取り外します。
②プロペラの場合は、プロペラを片手でしっかり固定し、中心部の円形のキャップを回すだけで、外すことができます。
自分で行う換気扇の掃除の仕方は?
プロは専用の洗剤を使いますが、自分で行う場合は重曹を使えば油汚れを落とすことができます。
これは、酸性の油汚れをアルカリ性の重曹で、中和することができるからです。
もし、重曹で摂れない場合は、市販の油汚れ落としの洗剤を使用すると良いです。
①使用する道具を用意します。
重曹、ゴム手袋、ゴミ袋、キッチンペーパー、ティッシュ、新聞紙、歯ブラシ、ドライバーなど。
最初に電源を落とすのを忘れないでくださいね。
②取り外した、フィルターやカバー、プロペラを新聞紙の上に置き、直接重曹をかけて3時間ほどそのままにして、油を吸着させます。
③吸着した油をキッチンペーパーやティッシュでこすり、その後歯ブラシなどで汚れを落としながら水道の水ですすぎます。
乾いたら元の位置に戻しましょう。
これで完了です。
洗剤の作り方と掃除の頻度は?
市販されている油汚れ用の洗剤の他に、自分でも洗剤を作ることができます。
・セスキ炭酸ソーダ・・・セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯、水500ccをよく溶かしてからスプレーボトルに入れて汚れた部分に吹きかけましょう。
重曹よりも5倍のパワーと言われています。
・重曹水・・・重曹小さじ1杯、水100ccをよく溶かして、スプレーボトルに入れて出来上がりです。
直接スプレーします。
換気扇は元々汚れるのが前提の機器なので、頻繁に掃除をする必要はありませんが、一般的には、年に1度~2度の掃除が多いと言われています。
でも、プロに依頼するなら年に1回ほどで良いですが、自分で行うなら半年に1~2回掃除することをおすすめします。
自分で掃除してみるとビフォーアフターで、換気扇もきれいになり吸い込みも良くなるので、気持ちもスッキリしますよ。