北海道を始めとする寒冷地の暖房は、家中を暖めることのできる石油ストーブが主流ですが、夏はクーラー、冬になると暖房に使える寒冷地エアコンを使用する家庭も増えてきたようです。
確かに夏は涼しく、冬は暖かいなら一石二鳥ですが、電気代はどうなのか気になりますよね。
その寒冷地型と普通のエアコンの違いや、電気代の節約方法などについてもご紹介します。
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寒冷地エアコンと普通のエアコンの違いは?
クーラーはヒートポンプという技術が使われ、室内機と室外機の間を冷媒と呼ばれているガスが循環していることで、クーラーの時は部屋の熱を外に、ヒーターの時は外の熱を部屋に移動します。
寒冷地型は外の温度がマイナスになっても、室内を強力に暖める能力があるエアコンで、基本的に普通型と室内機は同じ構造ですが、室外機の構造が違います。
普通型よりも寒冷地型の室外機の方が、表面積の広い熱交換機を搭載して、高速運転のできる高品質のコンプレッサーを装備しているのがほとんどです。
また寒冷地型は、室外機の底に霜取りのためのヒーターを設置して凍結防止の対策を行っています。
寒冷地エアコン、電気代はつけっぱなしが安い?
寒冷地エアコンで気になるのは、電気代はつけっぱなしと必要な時にこまめにスイッチを入切するのと、どっちの電気代が高いのかということではないでしょうか。
世間でも色々話題になっていますよね。
イメージでは、なんとなく必要な時だけ使ったほうが、電気代を節約できるような気がしますがどうでしょう。
あるメーカーの電気料検証では次の結果がでました。
・24時間つけっぱなしと30分間隔での入切・・・つけっぱなしが安い。
・24時間つけっぱなしと生活に合わせて、合計5時間程ほどの外出時に入切・・・入切が少し安い。
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寒冷地エアコンは、どのように使うと経済的?
電気代だけを比較すると、ある程度入切をした方が電気代の節約できるという結果が多いようです。
しかし、エアコンの運転時間で一番電力を消費するのは、スイッチを入れてから設定温度になるまでの間と言われています。
そのため頻繁な回数を入切すると、24時間つけっぱなしよりもつけている時間が短いにも関わらず、電気代が同じか高くなることもあるのです。
そのためエアコンの電気代節約には、状態にあわせて使用することをおすすめします。
・一日家にいる・・・つけっぱなし。自動運転で設定温度は20度~23度が良いでしょう。
・30分以内の短時間外出する・・・つけっぱなし。
・合計数時間外出する・・・1回の外出が30分以上になるなら、いないときは切る。
・日中は家にいない・・・いないときは切る。
・室内温度の変化が少ない部屋・・・いないときや就寝時は切る。
電気代以外の環境面から考えると、24時間つけっぱなしは室温を快適な温度に保つことができ、いつでもポカポカしている、スイッチの入切の手間はかからないというメリットがあります。
ただし部屋は乾燥するので、加湿器などで適正な湿度を保ちましょうね。
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