冬は乾燥しやすいということもあって、
ハンドクリームは手放せない毎日になりました。
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何かの病気? お友達同士の話でも、「○○のハンドクリームは香りがいい」とか 「潤いがよく浸透して気持ちいい」とかいう話をよくします。
そんなときによく耳にする言葉で「手湿疹」というものが多くなりました。
手湿疹とは、手に接触するものやアレルギーが 原因で起こる手のひらや指に起こる皮膚炎です。
女性に多い症状ともいわれ、主婦湿疹という名前を
聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
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実は子供でも手湿疹ができることがあります。
大人と同じような原因ですが、 アトピー体質などのアレルギー・ひどい乾燥肌ということもあります。
子供の場合でやっかいなのは、水疱瘡など全く他の病気である場合もあるので注意が必要です。
早いうちにお医者さんに相談して対策をとってあげてください。
私の知り合いの中でも、結婚して家事をするようになったら
手に痒みが出るようになったという話しを聞いたことがあります。
せっかく痒み止めなんかの薬を塗っても、
食事の支度をしたりするために洗い流してしまうことも多いので、 なかなか治りにくいそうです。
手湿疹・水泡の原因
手湿疹は空気が乾燥する時期になると 悪化することが多い皮膚炎の症状です。
原因は日常生活の中で手が触れる
いろいろなものによる肌へのストレスです。
主な症状は手や指の後ろ側や爪の周囲に
小さな水泡ができたり、
赤くなったりしてつよい痒みがあります。
皮膚の表面を保護する「角層間脂質」が
もともと少ないタイプの「乾燥肌」であったり、
水やシャンプー・洗剤などを頻繁に使うことで
皮膚表面の潤いが極端に減ってしまうことによっても起こります。
化学物質や植物・金属に対するアレルギーのある人もそれが原因で症状がでることがあります。
一度症状が出ると、一旦治ったとしても また繰り返してできる傾向があるものです。 水泡ができると、
「何かウィルス性ものではないか」ということが気にかかります。 でも手湿疹の水泡はウィルスが原因でできるものではありません。
ですから人にうつるとかいうこともないので心配しないでください。
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手湿疹の水泡以外の症状はどんなものか
水泡ができる以外の症状としては、
手のひらや指の皮膚が乾燥して キメが粗くなる・
紅斑(こうはん)がみられるようになる・
ひどくなってくると、
皮膚が硬くなってひびができてくるというものがあります。
つよい痒みがある場合が多く、
かいてしまうことで症状の悪化をまねいてしまいます。
利き手から発症することが多く、
親指・中指・人差し指などから始まります。
皮膚が普通よりも硬く感じられたり、
ひどくかさかさしてひび割れしてくるくるなどの場合は要注意です。
足の裏などでこういう症状が出るときには
水虫だったりするので、
子供のいる人はうつるのではないかと心配になりますね。
繰り返しますが、手湿疹はうつるものではありません。 ただあまりにもしつこい場合には
「手の水虫」や「カンジダ症」の場合もあるのがやっかいなところです。 気になるときには早いうちに皮膚科を診療して対策をとりましょう。
手湿疹の薬は
手湿疹はクセになっている人も多いので、
市販薬でいいものがあれば治療も楽になりますね。
自分の手湿疹の「タイプ」を理解してふさわしい対策をとることで 予防したり悪化を防いだりすることもできます。
手湿疹は大きくわけると かさかさと肌が乾燥してひび割れる症状がひどい「乾燥型」と ちいさな水泡や水ぶくれに悩まされる「湿潤型」にわけられます。
「乾燥型」の場合は保湿をしっかりすることがメインになります。 ワセリンなどは口コミでしっかり保湿できると評判です。
尿素配合の保湿剤も有効です。
ドラッグストアでもいろいろな保湿剤がありますが、 薬剤師さんが常駐しているところで相談しながら選ぶのがお勧めです。
「湿潤型」の場合はステロイド外用剤を使います。 ステロイドというと副作用が気になります。
有効性と安全性が立証されているものなので、 極端に恐がる必要はありませんが、 購入する場合は薬剤師さんやお医者さんに相談しながらのほうが安心です。
市販のものにはロート製薬からメディクイックのシリーズがあります。
購入の際には必ず薬剤師さんに相談しましょう。
お薬を使いながら日頃の対策も怠らないようにしてください。
水仕事のときには使うお湯の温度は低めにする・ 木綿の手袋をはめてゴム手袋をするなど手の保護をしましょう。
洗剤を低刺激や界面活性剤不使用のものに変えたりするのもいい方法です。
ハンドクリームを小まめに塗って皮膚を保護しましょう。
寝る前に保湿剤をつけ、手袋をして寝るのは有効です。
水仕事の前に使えるワセリンなどもありますから、
上手に使ってしっかりと保湿するようにしてください。