溶連菌感染症、聞きなれない名前ですが
子供を持っている人や学校関係で仕事をしている人なら
すぐにピンとくるかもしれません。
子供に感染者が多いそうですが、
大人でも感染することがあります。
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溶連菌感染症 大人に感染
寒くなるとインフルエンザの流行を気にして
予防注射を打ったりする人も多いと思いますが、
実はこの溶連菌感染症も
気をつけないといけないもののひとつです。
溶連菌にはいくつか種類があるそうで、
健康なときなら別になんの被害も出ない場合もあったりします。
健康な大人なら感染に気がつかないで
過ごしてしまう人もいたりします。
ところが子供から体力の低下している
高齢者や妊婦などにもうつったりする場合があるので、
油断できないものなのです。
残念ながら予防接種はないのです。
溶連菌感染症にかかった人の咳やくしゃみなどの
飛まつ感染が多いですが、排出された菌が
手を介して口に入る経口感染もあります。
ですので、感染の予防対策としては、
手洗いやうがいを徹底する・
マスクを着用する・
身近に感染者が出たら食器の共有を避けるなどの注意が必要です。
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溶連菌感染症の症状と潜伏期間
溶連菌の潜伏期間は1~7日間程度です。
症状の始まりは
発熱・のどの痛み・嘔吐や頭痛などがあります。
のどが真っ赤に腫れ、
扁桃腺が化膿したりすることもあるようです。
また、首のリンパ節が腫れて痛い・
舌にイチゴのようなブツブツが出来て赤くなるイチゴ舌
などの症状が現れます。
下痢をすることもあります。
熱が下がったら、
手足の皮膚がむけたりすることもあるのです。
症状の現れ方には個人差があり、様々なものです。
やっかいなのは普通の風邪やインフルエンザと
区別がつかないような場合があったりすることです。
症状が軽い場合はとくに対策もたてなかったりして
他の人に感染してしまうことも多いものです。
潜伏期間も数日間に及ぶ場合があるのがやっかいですが、
流行の時期はインフルエンザなど他の感染症とも重なります。
外出先から帰ったら手洗い・うがいをしっかりとする。
くしゃみや咳が出るなと思ったらマスクを着用するなどしましょう。
溶連菌の症状の始まり方 発熱・のどの痛み・咳、下痢嘔吐
溶連菌に感染したら現れる症状は様々ですが、
ほとんどの場合まずは発熱・のどの痛み
などから始まることが多いようです。
残念なことにこれも例外があり、
熱もない、のどの痛みもないのに
嘔吐や下痢といった症状が現れることもあります。
熱もないのにのどが痛くなって
咳がひどくなるというパターンもあるようです。
特に原因が考えられないのに
嘔吐や下痢をしてしまうという場合には
舌や体を確認してみると溶連菌に感染したかどうか分かることもあります。
舌がイチゴのようなブツブツが出来て真っ赤になっているとか、
体に細かい発疹がでているなどの場合は溶連菌感染がはっきりとします。
溶連菌に感染したことによる熱は高熱であることが多いのですが、
熱が出なかったり微熱だったりすることもあったりします。
発疹がでていても、肌トラブルやアトピーだと
勘違いしてしまうことも多いものです。
周りで溶連菌が流行っていたりする場合は
用心のためにも早いうちにお医者さんの診断を受けましょう。
溶連菌感染症で大人と子供の違いはあるのか
溶連菌感染症は子供に多い病気ですが、大人でも感染します。
大人の場合は、それまでに感染したことがあったりして
すでに免疫を持っている可能性が高いのです。
そのためにかかっても症状が
軽くて済んでしまう場合も多いです。
子供では2歳から10歳ごろの小児が感染することが多く、
ピークは5歳から10歳ごろだと言われています。
学校で誰かが感染すると
あっという間に周りの子供に広がったりすることもあります。
兄弟がいたりする場合は約50パーセントの確立で
兄弟間感染したりすることもあるそうです。
大人に比べると子供は感染すると
発熱・のどの痛み・発疹・イチゴ舌・下痢や
嘔吐・手足の皮がむけるなどのはっきりとした症状が出やすいです。
溶連菌にはいろいろな種類があります。
そのために一度かかったら一生免疫ができるというようなことはありません。
大人はすでに免疫を持っていたりして症状が軽く済むとか
全くでないとかいう場合も多いですが、
家族で感染者が出ると20パーセントほどの人が
うつっているという話があります。
また、アトピー性皮膚炎があったりすると、
患部に溶連菌が入り込むと重症になったりしますから注意しましょう。
軽く判断せずに早いうちにお医者さんの診断を仰ぐことが大切です。