アイビーは、可愛らしい葉とつるの観葉植物です。
日当たりに関係なく、室内でも水耕栽培でも丈夫でドンドン育ちます。
暑さ寒さなどにも強いので、少々の事では枯れません。
でも、注意点もありますのでそこのところちょっと気を付ければOK!
これから観葉植物を室内で育てようとお考えの方に、アイビーの色々をご紹介します。
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アイビーのこと知ってますか?
原産地は、ヨーロッパ・北アフリカ、そして西アジアと言われています。
名は「Hedera(ヘデラ)」といい、ラテン語の「haerere(しがみつく)」だいう説があります。
また、英名を「ivy(アイビー)」ともいいます。
アイビーの花言葉は、『永遠の愛』『友情』『信頼』『結婚』『誠実』『不滅』など、永遠に続け!という願いから結婚式に用いられたり風水上からは、金運アップと言われています。
アイビーは緑色の葉っぱですが、葉の形により多くの種類があります。
ハート型や星型、丸い葉や尖った葉など沢山の種類がありますので、その中から特徴的なものをご紹介します。
緑色の葉
①ピッツバーグ
一般的なタイプのアイビーです。丈夫で生長が早く、紅葉も楽しめます。上に登らせさせたり、上から垂らすことで楽しみます。
②グリーンリップル
細く葉先で鮮やかなグリーンです。名前は「緑のさざ波」という意味で、丈夫で簡単に育てられるアイビーです。
③シャムロック
グリーンリップルよりももっと深い緑色で、葉脈が白く綺麗です。
④スイートハート
特徴は、丸いハート型の葉で可愛いアイビーです。寒さにもとても強く枯れません。
斑入の葉
①グレイシャー
「氷河」という意味の名前で、白い斑入ったアイビーで斑入りの代表的な品種で、上に登らせさせたり、上から垂らすことで楽しみます。
②リトルダイアモンド
グレイシャーから生まれた品種で、葉の周りに白斑が入り細いひし形の小さなアイビーです。
③コリブリ
緑に白斑、黄斑を散らしたようなアイビーです。愛好家には同じ模様がない点が魅力です。
④エヴァ
葉先が尖っていてそこに斑が入り爽やかで可愛いアイビーです。
⑤セシリア
「アイビーの女王」と言われます。鮮やかなグリーンにはっきりとした白斑が周りを彩る美しいアイビーです。
ゴールドの葉
①アングラリス・アウレア
黄金色の新芽がとても美しいアイビーです。
②バターカップ
土と苗との相性があり、ちょっと育て方が難しいアイビーで、キレイな黄金色が特徴です。
③ゴールドチャイルド
小さなカエデのような葉っぱに、黄金色と黄色斑の彩りがかわいらしいアイビーです。また、育て方も簡単で人気があります。
④ゴールドハート
色鮮やかな黄金色が中心で、周りが緑の美しいアイビーです。育て方により原種の緑色になる場合があります。
⑤ゴールドスターン
人気の高いアイビーで、鳥の足みたいな葉型に黄色斑を持つ可愛いい種類です。寄せ植え、鉢植え、吊り鉢がおすすめです。
⑥ミダスタッチ
ハート型の葉に黄金色のミダスタッチは、「触れるものを全て金に変える」というミダス王の指が触れたという物語があります。
アイビーには多くの品種があります。
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観葉植物のアイビーの育て方!室内・外での違いは?
アイビーは、「耐寒性」「耐陰性」がよく、旺盛な成育力があります。
・日当たり:日光不足でも強いので、室内でも十分に育てられます。
もしできれば、風通しの良い部屋を好みます。レースのカーテン越しに光が当たる場所に置いてあげることです。
アイビーは、多少の日光不足でも平気ですが、あまりの日照不足は葉が落ちたり、直射日光に当たりすぎると葉やけを起こす場合もあります。
また、日中の温度差が春先と秋口につるが伸びやすくなります。
・水やり:乾燥にも強いので、土の表面が乾いたら水をあげましょう。
お水を与え過ぎると根腐れが心配です。
お水を上げる時にはたっぷりあげますが、受け皿のお水は必ず捨てましょう。
ただ特に室内の場合は、アイビー自身は乾燥に強いのですが、乾燥し過ぎるとハダニという(虫)が発生する危険もあります。たまに霧吹きなどをしましょう。
・肥料:栄養はあまり必要ない植物ですので、肥料なしでも大丈夫です。もしあげる場合は、2ヶ月に1度肥料を与える程度です。
アイビーの育て方!水栽培できる?鉢植えでは?
【鉢植え】
アイビーを初めて栽培する方には、鉢植え状態のアイビーをおすすめします。
鉢植えなら時期も何も考えず、すぐに楽しめます。
アイビーは日光や風通しのよい環境でよく生長します。
11月から3月:窓のガラス越しで日光の当たる場所
4月から10月:午前中は窓のそばに置き、一番日の強い時間帯は避けるなどが理想的です。
日光がまったく当たらない場合は、週に数度でいいので午前中だけ日光浴できれば完璧です。
注意点:直接エアコンの風が当たる場所、西日にずっと当たる場所は避けましょう。
【水栽培】
水耕栽培には、「水挿し」と「ハイドロカルチャー」の2つの方法があります。
・「水挿し」
根元部分の葉っぱを取り、コップなど水の入った容器に挿しておくだけです。
かわいいガラスビンなどだったら、十分ステキで涼しげなインテリアとしての観葉植物ですね。
直射日光のない明るい場所がおすすめです。
水挿しは特に簡単で、時々水の取り替えをするだけでも十分ですが、たまに栄養剤をあげるとなお良いですよ。
水に挿しておくだけで、2~4週間ほどで根っこが出てきます!
このまま水挿しでも問題はありません。
一つだけ気を付けて欲しいことは「水」です。
暑い時期は水も腐りやすくなりますから、毎日水を替えてくださいね。
・「ハイドロカルチャー」
根が出てきて、もっとしっかり育てたくなったら「ハイドロカルチャー」=ハイドロボール(支持体)に植え替えましょう。
支持体とは、植物を支え保水に最適な環境を作り、植物の根に空気を保有させます。
アイビーは、茎を水につけておくだけで根がでてきますから、簡単に増やすことができます。
私もこの方法でアイビーを育てています。可愛い瓶やグラスと家中のあちこちにアイビーがいっぱいです。
アイビーの育て方枯れる場合は?
アイビーはとても丈夫な植物です。
でもまったく病気にかからないというわけではありません。
ところが病気以外でも、育て方の間違いから、枯れることが起こってしまいます。
その原因とは、「水不足」、「日照不足」と「過水」です。
「水不足」
・水不足は、ツルが細く弱々しくなります。そして先端から枯れます。
水不足の場合は、水やりと枯れた場所を切り取りましょう。
「日照不足」
・日光に当たることが少ないと枯れてしまいます。日当たり良好な場所へと移動させ、少しずつ日光に当てましょう。
「過水」
・水が過ぎると「根腐れ」で根元から枯れてしまいます。対処方は、腐った根を取り除き、早く植え替えしかありません。
栽培環境により、病気になることもあります。
・立枯病
これはカビ菌の繁殖が原因の病気です。
地面と触れる箇所の根が腐り、水分が吸収できなくなります。少しずつツルの元気がなくなりやがて全体が枯れてしまう病気です。
感染した箇所を取り除き、新しい土で植え替えします。
・灰色カビ病
葉っぱ・茎が灰色カビでコーティングされたようになる病気です。全体が枯れていきます。
病気になった箇所を切り取り、殺菌剤を散布します。
・炭疽病
葉っぱ・ツルに灰色、褐色等のまだらの斑点が現れ、枯れます。
斑点があったら、葉っぱもツルも取り除き、殺菌剤を散布します。
これらの病気は、特に風通しが原因となります。風通し良好な場所で育成すると予防になります。
■まとめ:
花束を貰うとうれしいのですが、残念ながら枯れていきます。
もし、花束にアイビーがあれば、是非育てて下さい。
我が家のアイビーは、アレンジを頂いたときに周りにあったアイビーを、コップに挿したのが始まりでした。
枯れないといただいたサボテンさえ、枯らした経験がある私でも今では、アイビーに囲まれて過ごしています。
きっとあなたにもうまく育てられると思いますよ。