アウトドアや外へ出かけると気を付けたい
マダニによる感染症。
身近におり、丁度外に出かけやすくなる
春から秋の山や草むらなどでマダニの被害に遭う
ということが増えて来ます。
また、私たち以外にももっと背丈が低い
愛犬も散歩に出かけるなどで注意したいところです。
マダニの感染症は治療薬が無いというので、
刺された場合の対処法は知っておくと良いでしょう。
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マダニの感染症、予防・人から人に?
マダニに刺されない様にするには、
まず生息地や身を守る為の服装を知っておきましょう。
マダニは野・山など草むらに生息し、
森や林などといった以外にも民家の裏山であったり、
畑・田んぼのあぜ道などと身近な場所に生息し、
山なら鹿やイノシシなど野生動物が
生息している環境に多いといいます。
身を守る服装としては腕や脚・首などといった場所の
露出を少なくしズボンの裾なども靴下に被せたり、
手も軍手で覆ってシャツの袖口を中に入れ込むなど
中に侵入させない着こなし方が必要です。
また、マダニの感染症は人から人に
うつることはありません。
マダニが居そうな場所に出かけた際には、
帰宅後に入浴しよく体を洗って、
新たな服に着替えて来ていた服は直ぐに洗濯し、
天日干しを行ってください。
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マダニの感染症、刺されたら?潜伏期間と症状とは?犬は?
マダニに刺された後、
症状が出るまでの潜伏期間は1週間~2週間であり、
初期症状として発熱や倦怠感、
食欲低下や吐き気、嘔吐、腹痛や下痢。
更に進むと神経症状を引き起こし、
頭痛や筋肉痛、けいれんや意識障害などがおこります。
また、愛犬以外に外を行き来する愛猫の
マダニ被害も注意したいところで、
吸血しまくったマダニは自身の体をパンパンにして、
大豆粒以上に大きくなります。
噛まれた部分の痒みや炎症以外に
体中にウィルスが巡り、
・日本紅斑熱
・ダニ麻酔症
・バベシア症 等と言った病気を患ったり、
人間でも引き起こすライム病や、
死に至る重症熱性血小板減少症候群なども
マダニによる病気が数多くあります。
マダニの感染症、治療は?ライム症や重症熱性血小板減少症候群、厚生労働省では?
マダニによる感染症で代表的なライム症や
重症熱性血小板減少症候群。
ライム症はインフルエンザの様な倦怠感や発熱、頭痛、
他に心筋炎や良性リンパ球腫などがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は
国内でも感染者が15人おり、
そのうちの8名が亡くなっています。
ライム症においては抗菌薬での治療が出来る様ですが、
重症熱性血小板減少症候群は特効薬やワクチンがなく、
対処療法のみの治療しかありません。
対処法として厚生労働省でも、
マダニに刺された箇所をかかない事と、
マダニに噛まれている時には無理に引っ張らない事。
気付いたら皮膚科へ受診するか、
ワセリンを塗って窒息させてそのまま皮膚科へ。
素人判断で引きはがそうとすると
吸血しているマダニの口部分のみが皮膚に残り
最悪二次感染となるので注意しましょう。