目上の方に出したりお礼状などでは
横書きよりも縦書きにすることがマナーです。
日頃、横書きで文章を書いていると
縦書きのバランスを取るのが大変ですよね。
では、縦書きで書く場合は、
どの様な点に気をつけたら良いでしょうか?
ここでは手紙の書き方、
縦書きの場合についてご紹介します。
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手紙の書き方、縦書きの基本と拝啓と前略は?
手紙の書き方は縦書きも横書きも
構成は同じで、
・頭語
・時候の挨拶
・相手の安否を尋ねる挨拶
・自分の安否や現状
・感謝やお礼、お詫び
・主文(本文)
・末文(結びの挨拶)
・結語
後付けとして日付と署名、最後に宛名といった構成です。
頭語は「拝啓」や「前略」などがありますが、
結語とセットになっています。
拝啓で始まった場合には結語は「敬具」
前略で始まった場合には「草々」
目上の方に前略だけでは失礼かな?と思われる場合には、
「前略にて失礼致します」などと記載すればよいでしょう。
前略の場合には時候の挨拶も略すつまりは
相手の安否や自分の安否なども略され、
即、主文から入ります。
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手紙の書き方、縦書きの封筒は?
縦型の封筒の場合は解り易いと思いますが、
切手は左上のスペースに、
郵便番号はアラビア数字で記載します。
住所は右側、郵便番号の枠から一文字分開けて
番地などは漢数字で記載します。
建物名などは住所の書き出しから一段下げて記載、
宛名は中央に大きめに郵便番号の枠よりも
一段下げて記載します。
連名にする場合には、
宛名をやや右よりに記載し、
宛名の方の「様」に合わせる様に記載します。
裏側の封留めには「〆」「封」を入れ、
封筒の住所と名前は中央に揃えて記載します。
裏側に郵便番号の枠が左側にある場合には、
その下に納まる様に記載しましょう。
手紙の書き方と横書き、お礼や詫び状はいつまで?
お中元などいただきものをしたり、
学生の場合には実習を行った場合にお礼状を出しますね。
また、相手に迷惑をかけた場合や、
損失や損害を与えてしまった場合には詫び状を出します。
これらは早めに出す事が必要で、
お礼状などは当日もしくは翌日には出しましょう。
詫び状に関しても早めの対応がよいですが、
これは個人主観で送る事が出来ない
状況下にある場合もあります。
個人的に取引先に失礼があった場合にも
上司にまず相談と指示を仰ぎながら、
早々のお詫び状を出す事となります。
お礼状に関しては先にご紹介した時候の挨拶を含めて
お礼を述べますが、
お詫び状に関しても主にビジネスで送る事が多いと思いますが、
緊急を要する場合は「前略大変失礼いたします」という書き出しから、
今回の不祥事に関してのお詫びを綴るとよいでしょう。
度合いに応じては、
「拝啓 時下益々のご清祥の事とお喜び申し上げます。」といった
一般的なビジネス文書で短めにお詫びの文章とすることもあります。