「ペンテコステ」という言葉をご存知でしょうか?
日本では馴染みの薄い行事ですが、
キリスト教ではとても大切な日です。
世界の宗教、お祭り、
今回は「ペンテコステ」について触れてみたいと思います。
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ペンテコステ、聖霊降臨祭・聖霊降臨日とは?
ペンテコステとは聖霊降臨日ともいい、
キリストの弟子たちの上に天より
聖霊が降ったという出来事であり、
その出来事を記念するキリスト教の祝祭日の1つで、
教派にっよっても言い方は異なり、
・聖霊降臨祭(せいれいこうりんさい)
・五旬節(ごじゅんせつ)
・五旬祭(ごじゅんさい)などともいいます。
新約聖書の「使徒の働き(使徒言行録)」の一説によれば、
復活したイエスは弟子たちに向けて
「近いうちに聖霊が降る」と告げ天に昇っていった模様。
ギリシャ語で「50番(目の日)」を
”ペンテーコステー”ということから由来し、
さらにユダヤ教で行われる収穫祭「過越祭」の50日後に行われる
「シャブオット」という祭りと春の収穫祭などが
後にキリスト教徒により、聖霊祭と結びつけられ、
現在では収穫に対しての感謝においては薄れていますが、
ドイツやギリシャの一部に残っている様です。
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ペンテコステ派とは?
日本では宗教の自由があり、
仏教以外の宗教もあり、
さらにその宗教の中でも流派の違いがありますが、
キリスト教も流派に分かれ、
その中でもプロテスタントのうちの
「メソジスト」「ホーリネス教会」のうち1900年頃に
アメリカで誕生した聖霊運動から生まれたのが、
ペンテコステ派という教団で、
この教派や教団が属している教会について、
ペンテコステ教会といいます。
日本でも1929年に独立宣教師L.クーとにより設立した
生駒聖書学院の卒業生などが中心となり、
1939年に日本ペンテコステ教会を設立し、
1950年に日本ペンテコステ教団として再組織しています。
ペンテコステ、カリスマ派とは?
ペンテコステ派の運動に対して、
「カリスマ派」や「カリスマ運動」というものがあります。
聖霊の満たしに異言の印が伴うというペンテコステ運動に対し、
異言を口にした祈り方であったり癒しの奇跡、
聖霊の賜物をより強く期待し意識を持つ働きかけを
カリスマ派の特徴の様です。
カリスマ派は聖霊を体験した教職や信徒が
各教会に留まり、
それぞれの教会の教理を信念に置き組織化し、
聖公会やルーテル派、パプテスト派、メノナイト派、
改革派、福音派、非福音派などの枠を超え、
広がりを魅せる運動でもあります。
日本でも福音派の諸教会や単立教会、日本基督教団等など
さらにローマカトリックなどにも影響が及んだとされています。
また、現在ローマカトリックでは、
ローマ教皇ヨハネ23世の祈りを引用し、
「新しき聖霊降臨として、今おんみの奇跡を更新し給わんことを」と祈り、
教皇パウロ6世の「教会は、永遠につづくペンテコステを必要としている」
と引用されています。