火事見舞いは、火災に遭った人へ生活再建の助けとお見舞いの気持ちを届けるものです。まず本人や家族の安全を確認し、現場や避難先へ突然押しかけず、必要な物を聞いてから支援します。
現金を渡す場合は、水引やのし飾りのない白い封筒を使い、「火事御見舞」などと表書きします。
表書きの使い分け
| 状況 | 表書き |
|---|---|
| 相手の家が出火元 | 出火御見舞・火事御見舞 |
| 近隣火災から被害を受けた | 類焼御見舞 |
| 近隣で火災があったが被害は小さい | 近火御見舞 |
紅白の水引や、祝い事に使うのしは付けません。薄墨か濃い墨かは地域差もあるため、迷う場合は白無地封筒へ読みやすく書きます。
金額の目安
- 親や子など近い家族:1万〜3万円程度
- 親戚:5,000円〜1万円程度
- 友人・知人・近所:3,000円〜5,000円程度
- 会社関係:職場の規定や連名の取り決めを確認
これは一例であり、被害状況、関係性、地域の慣習で変わります。周囲と相談し、相手がお返しを心配するほど高額にしない配慮も必要です。
現金以外で喜ばれやすいもの
火災直後は、相手の置き場所や移動手段が限られます。事前に希望を聞き、次のような物を検討します。
- 飲料水やすぐ食べられる食品
- 下着、靴下、タオル
- 衛生用品
- 携帯電話の充電用品
- 商品券や電子ギフト
大量の衣類や好みの分かれる品物を、確認せずに送るのは避けます。
手紙の例文
> このたびの火災を知り、取り急ぎお見舞い申し上げます。ご家族の皆様がご無事とうかがい、安堵しております。
>
> さぞお力落としのことと存じます。私どもにできることがありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。
>
> 心ばかりではございますが、お見舞いのしるしを同封いたしました。少しでもお役立ていただければ幸いです。
>
> 一日も早く落ち着いた生活を取り戻されますよう、心よりお祈り申し上げます。
火災原因の詮索や、責任を問う表現は書きません。「頑張って」など相手へ負担をかける言葉も避け、必要な支援を具体的に申し出ます。
お返しは必要?
火事見舞いへの形式的なお返しは、基本的に不要とされます。生活が落ち着いてから、手紙や電話で無事と感謝を伝えるだけでも十分です。
地域の慣習や会社関係の取り決めがある場合は、それに従います。
まとめ
火事見舞いでは、相手の安全と現在必要な支援を先に確認します。現金は水引のない白封筒へ入れ、表書きを状況に合わせます。金額や品物は相手との関係だけで決めず、被害状況と地域の慣習も考慮しましょう。