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向寒の候はいつからいつまで使う時候の挨拶?意味は?例文をご紹介!

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冬

季節を表す時候の挨拶ですが、
実際に生活をする上での暦とは季節にずれがあるようです。

多くの時候の挨拶のなかで、
向寒の候」とは、
どの時期に使われている挨拶なのでしょうか。

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目次

向寒の候の時期はいつからいつまで?

「向寒の候」この時候の挨拶が、
いつから、いつまでの時期を表す挨拶かといいますと
明確な期間はありません

冬に向かって寒くなる頃に使われる
時候の挨拶となりますので
11月に使われる時候の挨拶となります。

他にも11月には、
 晩秋の候 
 深秋の候 
 立冬の候  
 初冬の候 
 初霜の候
などが時候の挨拶として使われています。

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向寒の候の意味や読み方は?

「向寒の候」の読み方は(こうかんのこう)です。

「向寒」の意味は、
寒(かん)の時期に向かうこと。
日増しに寒くなること。
とのことです。

「寒」とは、寒さが一番厳しい時期をあらわします。
二十四節気の
小寒から節分までの30日間を「寒の内」といい、
寒風と降雪の時節で、寒さが厳しくなる頃です。
これから冬本番を迎えます。

「小寒」を「寒の入り」といい、
「節分」までが「寒」となります。

その時期に向かい
寒くなっていく状態を「向寒」といいます。

向寒の候を使った拝啓から始まる例文は?

手紙やメールで文章を書く際に、
頭語の次にくるのが時候の挨拶となります。

文章を書く際は、
まず前文から始まる構成となります。

「前文」頭語、時候の挨拶、安否など相手への気遣い
「主文」用件
「末文」用件のまとめ、相手の気遣いの言葉、結語
「後付」日付、署名

文書に時候の挨拶をとり入れることで、
季節感のあふれるものとなりますので
ぜひ取り入れてみてください。

最初に(拝啓)などの頭語から書きはじめます。

「向寒の候」を使った例文です。

「前文」
 拝啓、向寒の候
 貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
「末文」
 社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。

「前文」
 拝啓、向寒の候
 落ち葉舞い散る季節となってまいりました。
「末文」
 日増しに寒さがつのってまいります
 風邪などひかれませんよう
 お気を付け下さい。

「前文」
 拝啓、向寒の候
 初霜の便りも聞かれる頃となりました
 お変わりなくお過ごしのことと存じます。
「末文」
 年末に向かい何かとご多忙のことと存じますが
 どうかご自愛専一にてお過ごしください。

「前文」
 向寒のみぎり、
 冷気日ごとに加わる今日この頃ですが
 皆様お変わりございませんか。
「末文」
 季節柄、ご自愛専一にてお過ごしください。

また、

通りの銀杏並木も美しい金色に染まりました。
澄みきった空に紅葉の映える季節を迎えました。

などと書いても、
色彩が目に浮かび季節感も出て良いかと思います。

文章の最後には結語となる、
敬具などで結びます。

書き手が女性の場合は、
ビジネス文章以外でしたら、
かしこと結ぶこともできます。

敬具を使うよりも、
少しやわらかな印象となるのではないでしょうか。

11月を迎えて肌寒さを感じた時、
冬へ向かう季節の移ろいを感じたら
「向寒の候」を使った手紙を書かれてみるのは
いかがでしょうか。

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