初冬の候はいつ頃使う季節の挨拶?二十四節気では?例文を紹介!

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冬

季節を表す時候の挨拶ですが、
実際に生活をする上での暦とは季節にずれがあるようです。

多くの時候の挨拶があるなかで、
初冬の候」とは、
どのような時期に使われている挨拶なのでしょうか。

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初冬の候の時期はいつからいつまで?

暦の上で、
冬は「初冬」「仲冬」「晩冬」
三つにわけて考えられています。

「初冬」を表す時期として、
二十四節気では、
立冬(この日から暦の上で冬)から
小雪まで(冬の到来が感じられる頃)となります。

この時候の挨拶が使われる時期が、
いつからいつまでかといいますと、
11月8日頃から12月6日頃に使われる
時候の挨拶ということになります。

11月の上旬・下旬の時候の挨拶

12月の上旬、中旬、下旬の時候の挨拶

冬の初め、
寒さが一段と厳しくなり始める頃に
使われる時候の挨拶となります。

季節の変わりがわかりやすい朝夕などは、
吹く風が肌に突き刺さるように感じる頃ではないでしょうか。

これからやってくる本格的な冬を思わせる時期と言えそうです。

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初冬の候の意味や読み方は?

「初冬の候」の読み方は(しょとうのこう)となります。

「初冬」の意味は、
冬のはじめ、陰暦10月の異称、とのことです。

初冬の候を使った拝啓から始まる例文は?

手紙やメールで文章を書く際に、
頭語の次にくるのが時候の挨拶となります。

文章を書く際は、
まず前文から始まる構成となります。

「前文」頭語、時候の挨拶、安否など相手への気遣い
「主文」用件
「末文」用件のまとめ、相手の気遣いの言葉、結語
「後付」日付、署名

文書に時候の挨拶をとり入れることで、
季節感のあふれるものとなりますので
ぜひ取り入れてみてください。

この時候の挨拶は、
相手や場面に応じて、
漢語調で端的に表現したり、
口語調でわかりやすく表現します。

「初冬の候」の例文です。

拝啓、などの頭語に続けて書き出します。

「前文」
 初冬の候、
 貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
「末文」
 末筆ではございますが、
 貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

「前文」
 初冬の候、
 寒さ厳しき折柄
 皆様におかれましては
 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
「末文」
 来年も皆様にとって
 素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

「前文」
 初冬の候、
 木枯らしの吹きすさぶ頃となりましたが
 お変わりなくお過ごしでしょうか。
「末文」
 時節柄、
 ご自愛専一にてお過ごしください。

「前文」
 初冬の候、
 朝夕の寒さが一段と厳しくなって参りました。
 お変わりございませんでしょうか。
「末文」
 年末に向かい諸事ご多用のことと存じますが、
 お風邪な召しませぬようお気を付け下さい。

文章の最後には結語となる、
敬具などで結びます。

書き手が女性の場合は、
ビジネス文章以外でしたら、
かしこと結ぶこともできます。

敬具を使うよりも、
少しやわらかな印象となるのではないでしょうか。

この季節は、年末にむけてのご挨拶などをとりいれるのも
良いかと思われます。

冬の訪れを感じる季節、
「初冬」の候を使った手紙など送られてみてはいかがでしょうか。

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