低温やけどとは
体温より少し高い温度のもの、
44度~50度くらいのものを
長時間身体の同じ部分に
密着させていることでおこる
やけどのことです。
痛みも感じにくかったり
見た目も赤くなっている程度
だったりして軽く考えられてしまうことが
多いものです。
低温やけどというと、冬の湯たんぽや
使い捨てカイロが原因となることが多いものです。
だから冬に多いことだと思っていました。
ところが最近は季節を問わず
低温やけどに悩まされる、
ということが多くなってきました。
原因はなんとスマホなのです。
スマートホンはもう手のひらサイズの
コンピューターと思うくらいいろんな機能があります。
依存症気味かもしれない、と思うくらい
手放せないツールになっている、
という人も多いでしょう。
ところがこの便利なスマホも
長時間の使用やゲームをしたり
様々なアプリを使ったりと
内部回路に負担がかかることが
長く続けば思わぬ発熱を
することがあるようです。
スマホを片時も手放せないというくらい
使っている人はそのまま寝てしまったりすると
気づかないうちに低温やけどということに
なっていたりします。
低温やけどは軽く考えられることが多いので
うっかりすると回復に時間がかかったり
することが多くなります。
低温やけどの原因やなりやすい条件!症状は水ぶくれ?治療方法は?
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市販の治療薬について リンデロンは購入できるの?
低温やけどをしてしまったら何はともあれ
冷やすことが一番です。
低温やけどは時間をかけて
ゆっくりと起こったものです。
そのために皮膚の深いところまで
ダメージを受けている場合があるかもしれません。
ですから患部を冷やした後
清潔に保った状態ですぐにお医者さんに行くのが
一番です。
その後にワセリン系の軟膏を塗り
ガーゼで患部を保護します。
やけどの治療薬として病院で処方されるものに
ゲーベンクリーム・
リンデロン・
ゲンタシンなどがあります。
いずれも購入するには
医師による処方箋が必要です。
市販薬でこれらの薬と同じような成分が
含まれているのは
ベトベネート軟膏・
ドルマイシン軟膏です。
おなじみの薬では
オロナイン軟膏・
紫雲膏・
コーフル軟膏があります。
病院へ行くことができない場合や
やけどの状態が軽くて
お医者さんに診てもらうまでもない、
という場合には便利です。
けれども低温やけどは
本人が自覚しないまま
重症になっていることもあります。
症状がなかなか治らない・むしろ悪化しているなど
おかしいなと感じたらすぐに病院に行きましょう。
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低温やけど・水ぶくれの治療薬
やけどによって水ぶくれができた場合、
それをつぶすかどうかということは
お医者さんの間でも意見が別れるそうです。
ただ現在のところは
「水ぶくれはつぶして(やぶいて)
湿潤療法したほうがよい」
という意見が多いのです。
湿潤療法(モイストヒーリング)とは
転んで怪我をしたりやけどをしたりというときに
傷口を水で洗い、消毒せず・乾かさずに
シートで覆って自然治癒させるという療法です。
この場合は治療薬というよりは
傷を保護するためのもの、ということになりますね。
市販の商品でもたくさんの包帯や
絆創膏で「傷口の潤いを保つ」
工夫がされたものがあります。
ハイドロコロイド包帯とか
ハイドロパッド
という説明で大きさや
包帯か絆創膏タイプかなど
いろいろなものがあります。
治療薬としては
オロナイン軟膏・
馬油・
紫雲膏などが
よく使われています。
低温やけど・やけど跡の治療薬市販薬はあるの?
皮膚の色が赤っぽい茶色などの
濃い色になったり
皮膚が再生することによって
傷口が盛り上ったりやけどをすると
治った後にも困ることがあります。
目立つ部分のやけどだと
コンプレックスの原因になったり
身支度するときにやけど跡を隠す作業が大変だったり
いろんなことがあります。
やけど跡を治療するには保湿をしっかりとする。
色素沈着が起こりやすくなっているので
紫外線を避ける。
皮膚の再生を助けるために
ビタミンCを摂取する。
などが考えられます。
市販薬では
バイオオイル・
ヒルドイドソフト・
アットノン
などがあります。
やけど跡の上から
シリコンジェルシートを貼って
圧迫することで傷跡をなめらかにしようとする
方法もあります。
これも「シリコンジェルシート」と検索すると
いろんなものが見つかります。