臭玉とは
膿栓(のうせん)
というそうで、
咳やくしゃみをしたりした時に
のどの奥から飛び出してくることのある
小さい塊りのことです。
潰すと
ものすごく臭い臭いがする
この臭玉、
口臭の原因になったりしているかと
とても気になるという人も
いるのではないでしょうか。
口臭の原因の多くは
虫歯がある・
歯周病にかかっている
舌苔がついている
なんらかの内臓疾患がある
という場合が
多いそうです。
口臭をなくすには?原因は虫歯や歯周病かも?ドブの臭いがしたら要注意
という記事も書いています。
口臭が気になる人は
臭玉よりも
まずはそれらの原因が
ないかを調べてみましょう。
そうは言ってものどの奥に
悪臭のある何かができている
となると嫌なものではあります。
できないような予防法があるのか
できていれば効果的な
出し方はあるのかさらには
できる原因などについても
調べてみました。
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臭玉のできる原因
臭玉のできる場所は
扁桃腺にあるくぼみの部分です。
扁桃腺は呼吸することによって
鼻・口から侵入する
細菌を免疫物質を出すことにより
退治する役割を持っています。
退治された細菌の死骸や
食べ物のカスが
溜まってしまったものが
臭玉になるのです。
侵入してきた
細菌を退治したものですから
風邪を引いたりしたときには
出来やすくなります。
また口呼吸をしているタイプの人も
のどが乾燥しているので
過剰反応を引き起こしやすく
出来やすいといえます。
空気の乾燥しやすい
冬にもできやすくなります。
程度の差こそあれ
誰にでもできるものです。
臭玉が気になるときに
相談にいく病院は
耳鼻咽喉科になります。
ただ臭玉自体は
放っておいても
害があるというわけではありません。
身体のウィルスに対する
防御反応であり、一度除去しても
またできるものなのです。
自然に取れるのを待つ、
ということで治療(臭玉を取る)
という処置をしてもらえない
こともあるそうです。
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臭玉の取り方
病院では
臭玉をとってもらえないことがある、
と書きました。
でも、全く何もしてもらえない
というわけではありません。
大量にできてしまって
咳やくしゃみをするたびに
たくさん出てくるとか、
大きなものができてしまった、
という場合は耳鼻科で
臭玉を除去・扁桃腺の洗浄を
してもらうことができます。
この他に
扁桃腺肥大や
慢性扁桃炎などの
トラブルがある場合は
手術で治療する場合もあります。
臭玉は
自分で取ろうとしないでください。
ネットで検索すると
臭玉を自分で取る方法が
たくさんみつかります。
綿棒でつついたり
シャワーで喉の奥を洗ったり
などという方法があります。
くしゃみや咳を
頑張ってする、
という方法もあります。
慣れないと
大変ですし、
綿棒でのどをつついたりすると
喉を傷つけることがあります。
喉が傷つくと
それが原因となって
重大な疾患が起きる
可能性があります。
自分で取る方法は
おすすめできません。
歯周病や虫歯などの
口腔トラブルがなく、
他の原因となるような
内臓の病気もないのに
口臭がひどい。
風邪をひくたびに
大量の臭玉ができて
困っている。
など困っている人は
耳鼻科で相談して
扁桃腺トラブルがないかなどの
確認をしたうえ、
必要な処置をしてもらいましょう。
膿栓の予防法は
膿栓の予防法は
「臭玉ができないようにする」
ためのものではありません。
「できにくいようにする」
というためのものです。
基本的なこととして
口呼吸をしている人は
鼻呼吸をするように
切り替えましょう。
何もしていないのに
いつも口が開いている、
という人は
口呼吸の可能性があります。
口の中を
清潔にしておくことも
役立ちます。
歯みがきをしっかりとする
マウスウォッシュなどを使う
イソジンなどのうがい薬を使って
のどの奥まできちんと洗う
などの方法があります。
お茶に含まれるカテキンも
消毒作用があるので
有効だといわれています。
カテキンは
緑茶に豊富なものとして
有名ですが
紅茶でも知られています。
うがい薬の味が苦手な人は
紅茶を使ってうがいをしても
OKです。
紅茶のいいところは
万が一飲み込んでも
害がないことでしょう。
ただし、
洗面台が茶色く染まったりしますから、
うがいの後はきれいに
水を流しておきましょう。
普通に
水をたくさん飲むというのも
効果的だそうです。
ようするに食べた後に
口の中をできるだけきれいにしておく、
ということが大切なのです。
臭玉は扁桃腺による
免疫反応の結果なので、
完全にできなくすることは
できません。
悪者扱いして躍起になるよりも
普段から外出先から帰ったら
手洗い・うがいを欠かさない。
体力増進につとめて
風邪を引きにくいようにする。
などというようにバイキンに負けない
強い身体をつくる健康維持に努めるほうが
得策だと思います。