大根は、古くから薬効があると言われていますし、また、おでんや鍋などの冬の家庭料理に欠かせない野菜です。
漢方薬膳料理でも大根はよく使われていますし、大根の葉も漢方によく使われていて健康的な効果効能が高い食材の1つです。風邪予防や治療、咳や痰が出るときなどに食べると体が温まって良いですよ。
旬の冬の時期に多く摂取したい食材の1つです。
では、その大根にはどのような健康効果があるのでしょうか?まとめてみました。
スポンサーリンク
大根の効果や効能は?カロリーや栄養について
大根には、
アミラーゼ
プロテアーゼ
リパーゼ
という酵素が豊富に含まれています。
アミラーゼは、デンプンの分解、消化、吸収の働きを助ける酵素です。
デンプン(糖質・炭水化物)の消化をスムーズにしてくれ、胃腸の働きを助けてくれる効果です。
プロテアーゼは、タンパク質分解酵素で、リパーゼは、脂肪分解酵素です。
3つの酵素が含まれることで、多くの消化吸収の働きを助けてくれる食材なんです。
胃腸の調子が悪い時には食べるようにしたい食材ですね。
ここで、注意したいのが、これらの酵素は、加熱すると壊れてしまうことです。
具体的には、45~55度で壊れてしまいます。
胃腸の調子が悪いなと思う時には加熱せずに生で、大根おろしや大根サラダ、バーニャカウダなどで食べて下さい。
その他の大根に含まれる栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、食物繊維(リグニン)、ジアスターゼ、フラボノイドなどがあります。
また、大根の辛味に含まれる成分のイソチシアネートという成分は、血液中の脂肪の代謝を高めダイエット効果や発癌の抑制、胃潰瘍に影響するピロリ菌の除菌などに役立つと言われています。
これらの栄養成分は、抗酸化作用や血液サラサラ作用があり、健康維持にとても効果的です。
血栓の予防やアンチエイジングに効果がありますので、心配な方は辛味成分を取るようにして下さい。
食物繊維は便秘解消、血糖値を柔らかく上昇させるという効果があります。
カリウムは、塩分の排出による塩分量の調整でむくみの予防に効果があります。
カロリーは、100g中18キロカロリーと非常に少ないので、どんどん食べても太りにくい食材なので、ダイエット中の人でもいっぱい食べることができるので、嬉しいですよね。
スポンサーリンク
大根のダイエット効果は?
上でも書きましたが、大根はカロリーが低く多くの栄養素を含む野菜です。
また、食物繊維が含まれていてお通じが良くなりますので、宿便が無くなることで、下腹やポッコリお腹がスッキリします。
カリウムの働きによりむくみの解消になります。
また、辛味成分のイソチオシアネートという酵素は脂肪の代謝を高める働きがあります。
イソチオシアネートは、辛味成分で、根の先端部分に多く含まれるので、脂肪代謝目的ならば大根おろしで、先端の辛いところを食べることをお勧めします。
大根を食べることによって、ダイエット効果が複数あります。
また、大根の皮も一緒に取ることでビタミンの量も見だけの時と比べて摂取量が増えるので、美肌効果や美容効果も高まります。