突然体が痒くなったときには、「あー、痒い！」と思わず痒いところを、ガリガリと掻いてしまうことが多いですよね。掻いているうちに、痒いところが拡がったりすることもあります。
でも体が痒い原因には、ちょっとした痒みの他にアレルギーや病気など色々あり、その場しのぎで掻いても問題が解決しないことがあります。
体が痒い原因について、また適切な対応や治療法をご紹介します。
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体が痒いのは何故？その原因は？
痒みとは引っ掻きたくなる不快な感覚と言われ、全身の決まった場所以外でも起こることが多いですね。皮膚に何らかの異常などがあった場合の体の防御反応とも、考えられています。
体が痒くなる原因には、主に次の原因があります。
・皮膚の乾燥･･･湿度や温度、加齢などが原因で皮膚の脂分が減り、皮膚の水分が蒸発して乾燥します。乾燥すると皮膚の表面がポロポロ剥がれることや、ヒリヒリ痒くなることがあります。
・アレルギー･･･花粉や食べ物などのアレルギー反応で免疫機能が働き、赤い発疹やミミズ腫れなどが起こり痒くなります。
・ストレス･･･ストレスなど精神的なものから、蕁麻疹ができ痒みを感じることがあります。
・ダニ･･･梅雨時期に活発に活動するダニが皮膚に寄生して、痒みを発生させます。
・病気･･･痒みとともに手足がしびれる、寝汗をかく、極度の疲労がある、体のどこかが痛いなど痒み以外の症状がある場合は、病気の恐れがあります。
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体が痒くなる病気には、どのようなものがあるの？
なんらかの病気によって、体の痒みが出る場合があります。痒みが続くなど、単なる痒みでないと思ったときは、病院で診察を受けましょう。
痒みの伴う病気には主に次のものがあります。
・肝臓病･･･肝臓病の場合は、見た目に異常がない、全身が痒い、掻いても痒みが収まらない、市販薬やクリームを塗っても痒み止めが効きにくいなどの症状があります。
・腎臓病･･･腎臓の機能低下により、色々な老廃物が体に溜まり、痒みの原因になります。
・痒疹･･･原因ははっきりしませんが、赤くポツポツとした皮膚の盛り上がりがあり、体の色々な場所にできます。
・アトピー性皮膚炎･･･ハウスダストや食べ物が原因のアレルギー疾患で、痒みが強いのが特徴です。
・じんましん･･･食べ物の他に植物などが原因で、ぷつぷつと皮膚が赤く盛り上がり強い痒みを伴います。
体が痒いときの治療法は？
痒い所を掻くと、一時的に気持ちが良くなりますが、過度に掻き過ぎると皮膚を傷めてしまうので注意が必要です。
一時的な痒みであれば、治療薬として飲み薬や痒み止めクリームなどの市販薬が販売されています。家庭でできる痒みの治療法は、次のものがあります。
・痒み止めクリーム･･･単なる皮膚の乾燥であれば、痒み止めクリームなどを塗ることで痒みが改善することが多いです。
・石鹸･･･刺激の少ない石鹸を使うようにします。身体を洗うときは、ゴシゴシこすらないようにやさしく洗います。
・保湿クリーム･･･入浴後や定期的にクリーム、ローションで保湿します。
・ストレス改善･･･生活環境を改善し気分転換を心掛け、リラックス、リフレッシュをしましょう。
・アレルギーの元を断つ･･･アレルギーの原因がわかっているときは、マスクで予防することや原因の食品を食べないようにしましょう。
・病院へ･･･病気に伴う痒みであれば、病院で診察を受け適正な治療を受けましょう。