働き方改革の中では、今までのように毎日会社に出勤しないで、情報通信技術(ICT)を活用し、自宅やサテライトオフィスなど会社以外で仕事をするテレワークが注目を集めています。
近頃の新型コロナウイルス感染拡大の対策としても、通勤による不特定多数の人や会社の同僚などと接触することがないので有効な手段とされ、採用している会社も増えてきました。
そのテレワークでは、今までの会議室に集まって会議するのではなく、ビデオ会議でチームメンバーや、様々な人とコミュニケーションをとることができます。
そのビデオ会議を行うための多くのアプリから、世界中で採用されている、Google Hangouts meet(グーグルハングアウトミート)をご紹介します。
meetとは?どんなアプリ?
Meetは、GSuiteにより提供されているビデオ通話サービスです。
SMSや文字でのチャット機能の他にインターネットによる電話機能も備えています。
Meetを使用すると、会社のビデオ会議に簡単に参加でき、リアルタイムでチームメンバーや会社以外の方などと同時作業や内容確認を行うことができます。
元々は、Googleハングアウトという名称のサービスでしたが、機能を強化させ、名称もHangouts meetとなりました。
追加された機能としては、主に次のものがあります。
・ビデオ会議のチャットは、WEBブラウザからしかできなかったのを、全ての端末でできるように強化しました。
・参加者にリンクを送るだけで、アカウント登録が無くても誰でも会議に参加できます。
・会議のチャット履歴を保存することができます。
・Googleアカウントを利用するので、パソコンやスマホなどを機種変更しても、履歴やサービスを引き継ぐことができます。
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meetの料金と使い方は?
Meetには三種類の料金プランがあります。
・Basic・・・680円/月・ビデオ会議は最大100人・ファイル管理ドライブストレージは30GB・基本のセキュリティなど。
Businessプランよりも、セキュリティシステムが劣るので、会社関係で使用するなら、Businessプランをおすすめします。
・Business・・・1,360円/月・ビデオ会議は最大150人・ファイル管理ドライブストレージは無制限・基本のセキュリティをさらに強化など。
・Enterprise・・・3,000円/月・ビデオ会議は最大200人・ファイル管理ドライブストレージは無制限・Businessのセキュリティにデータ損失防止やさらに強化など。
ビデオ会議の使い方
①カレンダーで会議予定日を設定します。
②「会議タイトル」を入力して、「会議を追加」をして、「ハングアウト」を選択します。
③「ゲストを追加」に参加者のメールアドレスを入力して、会議イベントを保存します。
④ゲストに招待状を送信するか聞いてきますので、送信を選択します。
すると相手に会議案内が届きます。
⑤会議当日、カレンダーから参加するイベントをクリックすると、ポップアップした画面から「Hangoutsに参加」をクリックすると会議に参加できます。
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meetのビデオ会議でのおすすめのテクニックは?
ビデオ会議で活用できる、簡単なおすすめテクニックをご紹介します。
試してみてくださいね。
・画面共有・・・会議中に画面全体や特定のウインドウを固定表示して、参加者と共有することができます。
①meetを開始して右下の「今すぐ表示」をクリックしてください。
「あなたの全画面」と「ウインドウ」が出ます。
②「あなたの全画面」はパソコンの全画面が共有、「ウインドウ」は共有する画面が選択できます。
・背景変更・・・meetでは、ビデオ通話しているときに、実際の背景ではなく、バーチャル背景を使用することができます。
部屋が散らかっていても平気ですね。
①「Snap Camera」というツールをダウンロードします。
②Snap Cameraから使いたい背景を選択します。
③meetの画面右下のメニューアイコンから「設定」→「動画」→「カメラ(ビデオ)」でSnap Cameraに変更します。
そうすると背景がバーチャル背景に変更されています。
・背景ぼかし・・・プライバシーが気になる人は、背景をぼかしたいと思うことがあると思いますが、その時は思い切って背景を変更するほうが良いでしょう。
背景がぼけていたら見る人は故障かなと思うかもしれませんね。
meetのメリット、デメリットは?
メリット
・googleハングアウトからmeetに移行することで、より簡単にビデオ会議が実施できます。
・IT端末を選ばないので、ユーザー同士ならどこの場所でも、外出先でも会議に参加できる。
・Enterpriseプランなら、会議の録画ができます。
・会社の会議室の確保や設営準備をする必要がありません。
・会議主催者のみアカウント登録が必要ですが、参加するだけなら登録は不要。
デメリット
・実際のその場にいないので、参加者同士の微妙な空気が伝わりません。
・活用するのに、料金がかかる。
meetとZOOMの違いは?
Meetと同じようなビデオ会議アプリにZOOMがありますが、比較するとどんな違いがあるでしょうか。
どちらを選ぶか迷ってしまいますよね。
Meet・・・会議参加最大人数100人から250人(プラン別)・アプリをインストールは不要、主催者だけがアカウント登録が必要など。
ZOOM・・・会議参加最大人数100人・アプリをインストールする必要がある・ワンクリックで会議の録画、録音ができる・ホワイトボード機能があるなど。
それぞれ特徴はあるのですが、極端に性能が違うわけではありません。
MeetもZoomも導入するのは比較的簡単にできます。
画面操作なども使いやすく、個人的な好みで選んでもそれほど遜色はないと思います。
meetの口コミは?
Meetを使用した口コミを一部ですが紹介します。
内容は簡略化していますが、意味は変えていないようにしています。
・グーグルカレンダーに予定を入れておくと、簡単に参加できるのが便利。
・音質は良いが周囲の雑音や音声が入る時がある。
音声の遅延がかなりある。
・ハングアウトmeet単体だと料金は少し高いと思う。
社員が多ければ高額になってしまう。
・グーグルカレンダーを利用している方は、簡単に招待できるのが可能なので良い。
・スマホからも簡単にチェックできるので、lineのような気軽さが良い。
・複数人が近くでマイクをオンしていると反響してうるさい。
・会議の録画機能がEnterpriseプランにしか付いていないのが不満。
他のプランにも付けてほしい。
・他社のアプリと比較すると、音質が少し劣っている印象を受ける。
ただ、会議には支障しないが改善をしてほしい。
・外出制限やテレワークが推奨されている中で、利用しやすくありがたい。
・ワンタップで使えるシンプルさが良い。
ビデオ会議ではほとんど困らない。
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