シクラメン、冬になると母親が鉢植えを買ってきていたのを覚えています。
お歳暮にシクラメンを贈る人もいるようですね。
育て方を覚えて、次の冬に再び綺麗に花を咲かせましょう。
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シクラメンの育て方!室内では?
冬の花であるシクラメンは高温多湿に弱く、
室内向けのシクラメンの場合、最適な温度は人にとっては寒く感じる5~15℃です。
シクラメンは10月から3月にかけて花を咲かせます。
室内で日がよく当たる場所に置いておきます。
3月の中ごろからは日当たりがよく、雨の当たらない場所であれば戸外に置いても構いませんが、
最低気温が10度以下になる場合は室内にいれます。
水やりは?
いつも土が湿っている状態は厳禁です。
土が乾いたら、口の細いジョウロで葉の間からゆっくりと
球根の周囲の土に水をやります。球根に水がかからないよう注意します。
開花した花が咲き終わり枯れてきたら、こまめに花殻を切り取ります。
花茎の球根に近いところを指でつまみ、クルクルとひねるようにして取り除きます。
この作業を行わないと次の蕾が育ちにくく、花が小さくなったり、咲かなくなったり、
また傷んだ花がらが他の蕾や葉や茎にくっついてカビや病気の原因になってしまうこともあります。
ちなみに咲いた花をそのままにしておくと種ができますが、
種子を作ると株に負担がかかり次の花が咲かなくなるので、花がしぼんだらすぐに根元から抜いてください。
花が終わったら?
4月頃になると花の時期が終わり、新しい蕾ができなくなったら夏越しをします。
6月から8月までは水を与えず、枯れた葉を摘み取ります。
葉が完全に枯れたら、雨のあたらない風通しのよい涼しい日陰におきます。
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シクラメンの育て方!2年目植え替えは?
シクラメンの休眠が成功したら、9月頃、植え替えをします。
今の鉢よりも一回り大きな鉢を準備し、新しい土を用意します。
土はシクラメン用の土が販売されているのでそちらをオススメします。
植え替えするシクラメンを鉢から土ごと取り出し、株を痛めない程度に軽く土を落とします。
球根の上の方の古い土を丁寧に落とし、上の方を少し出して植えます。
全体を埋めてしまうと、球根が腐ってしまうことがあります。
植え替えが終わったら、たっぷりと水やりをしましょう。
球根に直接あたらないようにしてください。
シクラメン地植えできるの?
シクラメンは温度管理が難しいため、ほとんどの品種は地植えができないようです。
寒くなりすぎず、風通しが良く、日当たりがよいが直射日光があたらない場所。
地植えでこの条件を満たすのは日本では難しいかもしれませんね。
その中でもガーデンシクラメンは、寒さに強く、冬に花壇で楽しむことも可能なようです。
株元に敷き藁を敷いたりすることで球根を霜から守ることが必要です。
夏の直射と湿気を嫌うところは、室内で育てる品種と同じなので、
冬の間のみ地植えで楽しみ、春になったら掘り出して鉢上げした方が夏の休眠期を成功させることができるようです。
シクラメンの育て方花が咲かない場合は?病気・害虫対策は?
シクラメンを購入ししばらくは咲いていたのが1ヶ月ほどして咲かなくなるということがあります。
そんな時は葉の中心を広げてみてください。
球根の上に小さな新しい芽が、複数出ているのが見えますか?
蕾が見えていれば環境が整えば開花します。
焦らずにお世話をしましょう。
元々は春まで咲く花なので年明けに開花することもあります。
新しい蕾がない場合は、日照不足です。
特に花が咲く、10月から3月にかけては日光が欠かせません。
日当たりの悪い場所で育てていると、
株の中心部分で育っている、新しい芽に光が届きません。
また、葉が茂り過ぎて、新しい芽に光が届いていない場合も生育不良になります。
その場合は葉組みをします。
*葉組み
蕾を中央に寄せ、葉を外側に移動させます。
・葉をかき分けて新しい芽が出ている部分を探し、見つけたらその芽を中心に新しい葉を外側へ動かします。
・中心に集まっている葉をその葉を茎が絡まないよう外側に移動させます。古い大きい葉も茎が絡まないように外側に移動させます。
・外側に移動させた大きい葉をさらに下に引っぱり、鉢の周りに沿うようにします。
*2日~3日は直射日光に当てず、明るい日陰に置いた後、日向に移動させます。
病気・害虫
シクラメンがかかりやすい病気は灰色カビ病、いちょう病、軟腐病などがあります。
いずれも高温多湿の時期にかかりやすい病気です。
水のやりすぎや株に水がかからないように注意します。
発生した株は捨ててしまいましょう。
シクラメンにつきやすい害虫はスリップス、シクラメンホコリダニ、アブラムシ、夜盗虫などです。
専用の薬剤で防除することができます。
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