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子宮筋腫とは?症状は?妊娠中の影響は?妊娠しにくい?

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女性の腹痛

女性が発症する腫瘍の一つに子宮筋腫があり、良性の腫瘍ですが、女性の腫瘍の中では最も多い病気と言われています。

子宮筋腫で悩んでいる人も多く、子宮筋腫でも妊娠できるのか、妊娠中に子宮筋腫が発症した場合、お腹の子供への影響は?など不安な気持ちになります。
そんな子宮筋腫と妊娠についての情報をご紹介します。

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目次

子宮筋腫とは?どんな症状?

子宮筋腫とは、子宮の色々な所にできる良性の腫瘍(こぶ)ができる病気です。
成人女性の4~5人に1人はあると言われ、女性ホルモンによって次第に大きくなりますが、閉経後には小さくなります。

症状は
・月経時に以前と比べ出血量が多くなった。血の塊が出た時は要注意です。貧血症状がでることもあります。
・月経期間が10日以上続くことがあります。
・月経時に腹痛や腰痛があったり、月経以外でも痛みがあったりします。
・月経の時以外の不正出血や茶色のおりものがある時があります。
・膀胱が圧迫されることで、排尿が我慢できないとか、トイレに行く回数が増えたりします。

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子宮筋腫の妊娠中の影響は?

近来は妊娠の高齢化に伴い、子宮筋腫を持ったまま、あるいは妊娠中に子宮筋腫が発見されることが増えていると言われます。

子宮筋腫の数が増えたり、大きさが大きくなったりすることで、妊娠に対する影響は大きくなりますが、子宮筋腫のどの位の大きさがハイリスクを生じるのかは、難しいところです。

3cm位で2,3個くらいの筋腫なら影響は少ないと言われます。
10個近くある場合や直径が5cm以上位になった場合は、産婦人科の医師の指示に従い、総合病院などで管理することがよいでしょう。

一般的には、子宮筋腫のほとんどは胎児の発育や分娩に支障はないと考えられていますが、子宮筋腫の真上に胎盤がある場合は注意が必要です。

胎盤の有効面積が狭くなり、発育不全や子宮筋腫の表面と胎盤の面が剥離してしまう常位胎盤早期剥離というリスクがでる可能性があります。
胎盤の剥離があると子宮内胎児死亡の率が高まり、流産や早産の率も高くなります

また、妊娠中に筋腫への血流が悪くなって痛みが生じる場合があります。
安静にしていると痛みは収まりますが、急に痛くなった場合は産婦人科の医師の診察を受けることが必要です。

子宮筋腫で妊娠希望がある場合、妊娠はできる?妊娠しにくい?

妊娠希望者で子宮筋腫がある場合に、子宮筋腫の手術(治療)と不妊治療のどちらを優先すべきか悩むところです。

年齢にもよりますが、医師と相談し適切な判断を仰ぎ、最終的に自分で決めなければなりません。
現実には、子宮筋腫の手術等を行ってから、妊娠して出産する方も数多くいます。

子宮筋腫により不妊の原因や妊娠しにくいとして考えられているのは、
・子宮筋腫により子宮内膜が異常に薄い、萎縮している、厚くなっている、子宮内部が変形したり、炎症を起こしたりして着床しづらくなっている。
・子宮筋腫が卵管の根元付近にあることにより、精子や受精卵の正常な働きが妨げられる。
・子宮筋腫による圧迫で卵管の正常な働きが妨げられる。
・子宮筋腫のまま妊娠した場合に、早産のリスクが高まる。

妊娠希望者に対して行う子宮筋腫の手術には、腹腔鏡による核出術があります。
子宮を全て摘出するのではなく、筋腫のみを手術で摘出する方法です。
いずれにしても、手術によるリスクもありますので、産婦人科医と十分相談し納得した上で手術や治療を行い、妊娠に対する準備をすることが大切だと思います。

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