子宮頸がんの検査結果!クラス分類・ベセスダ分類とは?見方は?

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体調がちょっと変だなと気付いたときには、既に進行している可能性がある子宮頸がん。

でも、定期的な健診もあり、普通の産婦人科で観察や検査を行うことができるので、発見しやすいがんです。

早期発見により比較的に治療しやすいがんなので、進行する前に定期的や気になった時に積極的に検診を受けましょう。

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子宮頸がん検査の結果はいつ?結果の見かたは?

検査結果は、検査施設によって変りますが、検査後10日~1カ月ほどでわかります。

また、ほとんど結果はハガキや郵送で送られることが多いです。

「要再検査」という結果を受け、不安に思う方もいると思いますが、再検査の割合は受診者全体の約5%で、このうち約20%が異形性とされ、更にその約10%ががんと診断される割合です。

約1,000人に1人か2人程度ですが、大多数は自然に治癒したり、良性の異常の場合もあるので、怖がらずに再検査を受診しましょう。

子宮頸がんの検査結果は、下記のようにクラス分類で判定されます。
・クラスⅠ(陰性)・・・正常
・クラスⅡ(陰性)・・・炎症はあるが正常細胞
・クラスⅢa(偽陽性)・・・軽度~中度の異形成細胞がある
・クラスⅢb(偽陽性)・・・高度の異形成細胞がある(前がん段階)
・クラスⅣ(陽性)・・・上皮内がんを想定する(がん病期分類・ステージ0期)
・クラスⅤ(陽性)・・・浸透がんを想定する(がん病期分類・ステージⅠa期以上)

結果がクラスⅢa以上だった場合に、精密検査を行います。
近年ではクラス別ではなく、国際分類のベセスダシステムの報告が推奨されています。

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子宮頸がんの検査結果、ベセスダ分類ってなに?見方は?

日本では従来クラス分類という判定が使用されていましたが、近年は子宮頸がんの原因のHPVを考慮した分類として、国際的に活用されているベセスダ分類が普及しています。

・NILM(クラスⅠ・Ⅱ)・・・正常な細胞のみ・・・定期検診を続ける
・ASC-US(クラスⅡ・Ⅲa)・・・異形成と言いきれないが細胞に変化がある・・・HPV検査をして陰性なら1年後細胞診、陽性ならコルポ診・生検
・ASC-H(クラスⅢa・Ⅲb)・・・高度な細胞異形の可能性がある・・・コルポ診・生検
・LSIL(クラスⅢa)・・・HPV感染や軽度異形成と考えられる・・・コルポ診・生検
・HSIL(クラスⅢa・Ⅲb・Ⅳ)・・・中等度異形成・高度異形成・上皮内がんと考えられる・・・コルポ診・生検
・SCC(クラスⅣ・V)・・・明らかな扁平上皮がんと考えられる・・・コルポ診・生検

明らかに正常の場合とASC-USでHPV検査をして、陰性の場合を除き、コルポ診・生検を行います。
コルポ診は子宮の入口付近の拡大観察、生検はコルポ診の診断結果により、病変の一部を採取する組織診です。

子宮頸がんの治療法はどんなのがあるの?

子宮頸がんの治療法は
・手術(外科療法)・・・がんそのものや転移したがんを外科手術で除去する局所療法です。
・抗がん剤(化学療法)・・・抗がん剤でがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊します。
・免疫細胞療法・・・身体の免疫を担う本人の細胞を体外で増やして、機能を増強、付加した上に体内に戻す治療法です。
・放射線療法・・・放射線でがんの成長を遅らせ、あるいは縮小させる治療法です。
が主な治療法で、その他に陽子線治療や重粒子線治療などがあります。

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