子宮頸がんは子宮の入口付近にできるがんで、国立がん研究センターによると、日本で年間約10,900例あり、死亡数は約2,900人にものぼる恐ろしい病気です。
罹患率は20代後半から40歳前後が高く、近年では若年層が増加する傾向にあります。
その子宮頸がんの症状について、ご紹介します。
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子宮頸がんの症状で痩せるって本当?しこりはできるの?
体が急に痩せる場合は、結核などの慢性炎症、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの代謝性疾患、消化器系のがんなどの悪性腫瘍があります。
子宮頸がんの場合は、初期症状で急に痩せてくることはないと言われます。
しかし、子宮頸がんで痩せてき場合には、かなりがんが進行している疑いがあります。
また、子宮頸がんとともに他のがんや疾患が併発している可能性もあるので、産婦人科で診断してもらい検査を行うようにしましょう。
乳がんは、外から直接触れてしこりを感じ、早期に発見することが可能ですが、子宮頸がんの場合は、外から触ってしこりを確認することは難しく、検診などで細胞を取って検査しないと早期発見はできないようです。
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子宮頸がんは生理がこない?チェック方法はあるの?
生理が来ない遅れる場合は、妊娠、想像妊娠、ホルモンバランスの乱れ、薬の副作用、婦人科系疾患、早期閉経、ストレスなどがあります。
理由が一つとは限りませんので、まずは妊娠検査薬を使いチェックします。
妊娠検査薬は生理が遅れて1週間経っていれば反応がでます。
その結果が妊娠ではなく、1カ月以上生理が来ない場合は薬の副作用、婦人科系疾患の疑いがあります。
3か月以上来ない場合は無月経といいます。何らかの病気と考えられるので、治療が必要と言われます。
子宮頚がんの症状にステージはあるの?種類は?
がんと診断されると、がんの進行度合を病気といい、ステージ○期と表します。
がんの種類によってステージの分類が異なりますが、基本的にはステージⅠ期からⅣ期まであります。
子宮頸がんの場合は、4ステージに大きく分かれて、さらにそれぞれのがんの大きさや子宮筋層内にがんがどの程度深く入っているか、リンパ行性転移があるか、肺などへの遠隔転移があるかなどの状態により細分化しています。
症状のステージ期は、最終的に手術の結果が判明した時点で決定します。
子宮頸がんステージ別進行度
(国立がん研究センター情報より引用しています。細分内容は左記のHPで確認してください)
Ⅰ期・・・がんが子宮頸部のみに認められ、他に広がっていない
・ⅠA期・・・ⅠA1期・ⅠA2期に細分
・ⅠB期・・・ⅠB1期・ⅠB2期に細分
Ⅱ期・・・がんが子宮頸部を超えて広がっているが、骨盤壁又は膣壁の下3分の1には達していないもの
・ⅡA期・・・ⅡA1期・ⅡA2期に細分
・ⅡB期
Ⅲ期・・・がんが骨盤壁まで達するもので、がんと骨盤壁の間にがんでない部分をもたない、又は膣壁の湿潤が下方部分の3分の1に達するもの
・ⅢA期とⅢB期に細分
Ⅳ期・・・がんが小骨盤腔を超えて広がるか、暴行・直腸の粘膜にも広がっているもの
・ⅣA期とⅣB期に細分
■子宮頸がんとは?原因は?初期症状や早期発見のセルフチェックの項目