スピルリナは、アフリカや中南米、アラビア半島の死海などの湖に生息して、古来現地の人々の重要な食糧源として食されてきた熱帯性の藻類です。
栄養豊富なことから、1967年の国際応用微生物会議で、将来の食糧源として注目されるべきであると報告されました。
スピルリナには、たんぱく質、βカロチン、葉酸、植物繊維など40種類以上の栄養素がバランスよく含まれています。
免疫力アップ、美容効果やダイエット、生活習慣病予防に効果があると人気のサプリメントです。
そのスピルリナに副作用?どんなものか調べてみましょう。
スピルリナの副作用は?
スピルリナの飲用経験者の口コミには、便秘が治った、身体のだるさが無くなった、美肌になった、花粉症が治ったなどほとんどの人からは高評価を得ています。
その反面多くは無いですが、便秘に効果が無い、頭痛がする、発疹、吹き出物が出た、身体がだるいなどの副作用のような症状を訴える方もいます。
実はこれらの症状は副作用ではなくて、「好転反応」と呼ばれるのがほとんどかもしれません。
好転反応とは、漢方や健康食品などを使用した場合に初期に現れる症状で、悪い箇所が一時的に更に悪くなるような症状になることがあります。
これは、新しい刺激に身体が反応して、弱った細胞の老廃物や有害物が、高い還元力によって排泄され身体から毒素が出てくるからです。
一時的なもので体内の毒素が出てしまうと、症状も静まり体調も落ち着くようです。
スピルリナで便秘、頭痛、発疹
好転反応に対する対処は、基本的には水分補給です。
頭痛・・・体内の老廃物や毒素の排出を促すために水を大量に飲む、首周りをほぐす、頭を冷やす。
便秘・・・水、白湯を2リットルを目標に水分をなるべく多く摂ります。
便の色・・・便色が黒色などの場合も、水分を多く摂ります。
吹き出物・・・水分を多めに摂って体内の代謝を促す。気になる方は塗り薬を使用してください。
発疹・・・水を飲んで様子を見ましょう。改善の気配が無い場合は、一時飲むのをやめましょう。
だるい・・・一時的なものなので、摂取を続けながら様子を見ましょう。
注意:健康食品について好転反応に関する説明を行うことは薬事法違反となるので、説明はあくまでも参考意見としてください。
スピルリナを飲まない方が良い人
ほとんどが好転反応と思われますが、まれに症状が長引くとか体調に支障をきざす場合もありますので、そのような方は飲むのをやめた方が良いでしょう。
海産物アレルギーを持っている人又は心配な人・・・主治医などにスピルリナを飲んでもいいかどうかを確かめましょう。
抗血液凝固剤を服用してい人・・・スピルリナを飲む事はできません。
持病を悪化させる恐れがあります。
腎臓病・肝臓に疾患がある人・・・スピルリナに含まれているたんぱく質が腎臓や肝臓に負担をかける恐れがあるので飲むのをやめましょう。
副甲状腺機能亢進症の人・・・副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、カルシウムが正常値を超える状況になるため、スピルリナのカルシウムは過剰摂取になってしまいます。
高熱の人・・・インフルエンザや風邪で高熱の人は好転反応でより高熱を出すことがあります。
胃腸炎の人・・・下剤効果が強すぎる場合もあり、体力低下を促進する恐れがあるので、体力が戻ってから飲用するようにしてください。
スピルリナは、栄養効果が強いサプリメントなので、好転反応か副作用かの判断が難しい場合があります。
そのような時は、水分補給をしながら体調に合わせて、無理をしないように飲用しましょう。