毎年、冬場や5月~7月によく子どもの間で流行すると言われている溶連菌感染症。
子育てするママにはおなじみの病気ですが、溶連菌感染症になったらどのように対処すればいいのでしょうか?
溶連菌感染症の潜伏期間や症状、治療方法や使われる薬の種類、学校や幼稚園の出席停止期間についてご紹介します。
スポンサーリンク
溶連菌感染症と出席停止
溶連菌感染症は人から人へうつる病気です。
罹った場合は学校や幼稚園、仕事なども休む必要があります。
学校保健法では、感染して病院を受診し抗生物質の飲み薬を飲み始めてから24時間は出席停止にしなければならないと決められています。
つ
まり学校に通う児童生徒の場合は病院を受診した日とその翌日が出席停止になります。
幼稚園や保育園に通う園児の場合は、薬を飲み始めてから24~48時間が出席停止になります。
これはまだ抵抗力の低い幼児の間では感染が拡大しやすいため長めになっているのです。
会社などに通う社会人の場合も学生と同じように1~2日休む必要があるでしょう。
熱は初めから無いまたは下がったという場合も、体の中にはまだウィルスは残っているため、
人にうつしてしまう可能性があるからです。
仕事も大切ですが、感染を広げてしまうと余計に迷惑をかけることになるので、きちんと休むようにしましょう。
スポンサーリンク
子供が溶連菌に感染した場合の治療や薬
子供が溶連菌に感染した場合、治療は投薬治療が中心になります。
溶連菌には抗生物質がかなり有効に効き目を発揮するため処方されます。
薬を飲み始めると比較的早い段階で熱は下がり、喉の痛みも引いていきますが、
症状が治まったからといって自己判断で薬を止めてはいけません。
症状はなくても体の中にはウィルスが残っていて、それを完全に排除しないと腎炎やリウマチ熱などを起こし場合によっては重篤な症状を引き起こすことになるかもしれないのです。
このため病院では薬が約10日~2週間出されるので、医師の指示通りに薬を飲みきりましょう。
子供の溶連菌の潜伏期間やうつる期間は?
溶連菌は感染してから発症するまで2~5日くらいの潜伏期間があります。
そして発症するとまず喉の痛みと高熱が出るのですが、この高熱の出ている間とその後1~2日は人にうつす可能性が高いと言えます。
感染経路は、咳き込んだりくしゃみをした時に出る飛沫感染が主で、それが物を介して口から入る経口感染にも気をつけなければなりません。
溶連菌に罹っている人はマスクを着用して、周囲の人たちも手洗いやうがいをこまめに行い、
特に家族間では、タオルや食器の共用は避けるようにしましょう。
溶連菌感染症にかかった場合の出席停止期間とその症状や治療と薬についてと、潜伏期間やうつる期間、感染を予防するために注意することをご紹介しました。
病院で出された薬は最後まで飲み切らないと、重症化することもあるので医師の指導に従いましょう。
溶連菌感染症は冬や5~7月によく流行します。
自分が住む地域の流行状況にも気を配って
感染しないように気をつけましょう。