人前に出たりするときに、緊張すると手のひらに汗がにじんできて困る…という方は意外に多いものです。
では、なぜ手汗が急にジワジワと出てくるのでしょうか?
人と会う場面で手汗が気になって仕方がないという方のために、手汗の原因とその対策についてご紹介します。
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手汗の原因は?子供や中学生、大人で違いはある?
手汗に悩む人の中で、子どもの頃から…という方は意外に多いと言われています。
その原因には大きく二つあります。
○あまり汗をかく習慣が子どもの頃になかったこと
○性格がまじめで緊張することが子どもの頃から多かったこと
子どもは小さいうちに汗をかく汗腺が発達するのですが、この発達は汗をかく習慣で少しずつ発達していきます。
それが少なかったために、汗腺が充分に発達しないまま大きくなり、
小学生、中学生になるころに、汗腺が発達している部分から集中して汗が出るようになってしまいます。
これは大人になっても同じように続くと言われています。
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手汗の原因は?何かの病気?
大人も子供も、手汗の原因は小さいころにあまり汗をかかなかったことや、ストレスが多い環境にあったり
性格が几帳面、真面目で緊張しやすいという方に多いと言われています。
人は緊張すると交感神経が活発に作用するのですが、これがきっかけで汗をかきます。
汗は例えば気温が高く暑い時に出るものを「温熱性発汗」というのですが、それに対して、精神的な原因で
出る汗のことを「精神性発汗」と言います。
俗にいう冷や汗もこの中に含まれるのですが、手汗も暑い寒いに関係なく、緊張することが引き金となって出ます。
手から汗がよく出るのは何かの病気かと心配してしまう方もおられるでしょう?
暑い時期ではないのに全身からたくさんの汗が出るというような場合には、様々な病気を考えなければ
いけませんが、手のひらだけというのなら、「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という病気と診断がつくと考えられます。
症状の度合いは人それぞれですが、普段から手が湿っぽく
緊張すると噴き出すように汗が出るという方から、緊張した時だけ汗が出るという方まで様々です。
どちらにしても緊張することでひどくなるので、出来るだけリラックスできるように対策する必要があります。
手汗の原因別の対策、治療方法は?
それでは、手汗の原因別の対策や治療方法をご紹介しましょう。
手汗は緊張した時だけに出るという方の場合
まずは手汗を気にしないことが大切です。
手汗が出るのは何かの病気だろうか?
などと不安な気持ちになることもまた、余計にひどくしてしまいかねません。
まずは気持ちを落ち着かせることが大切です。
そして、リラックスする時間を意識してもち、睡眠をしっかりとるように心がけましょう。
毎日の生活のリズムも乱れていると、自律神経のバランスが悪くなり交感神経が常に優位になり手汗の原因になります。
最近では手汗対策のクリームや塗り薬もいいものがたくさん販売されています。
それらを利用しながら、気にしないようにするのが一番です。
普段から手汗が滲んでいて、緊張するとドっと出てしまうという方
手汗の量には個人差があり、ひどい人になるとポタポタと滴るほど出るという方もおられるようです。
さすがにこうなると、日常生活にも支障が出てきますし、制汗剤などで対処できるレベルではありません。
このような方には手術という方法もあります。
手術となるとやはりリスクを伴うので、受けるかどうかはしっかりと医師と話し合いよく考えた上で決めることを強くお勧めします。
手汗を完全に止めるためには、多汗症の手術を受けることになります。
背骨の左右にある、第2第3胸部交感神経というところから、手のひらの汗腺に汗を出すように指令を
だしているので、その神経を遮断してしまうという方法です。
最近では胸腔鏡を使った手術もあり、左右両方手術をしても1時間もあれば終わるくらいの短時間で
傷口も小さい方法がありますが、手術の内容やリスクについては先ほども述べたように
医師としっかり話し合って決めましょう。
手汗の原因とその対処法、治療方法についてご紹介しました。
手汗の出方には個人差があるので、その症状に応じてどのように対処するのか?
ひどい場合には医師に相談するのが一番いいということが分かりましたね。
手汗は気にしすぎるとドンドンひどくなるので、気持ちをおおらかにもち、リラックスする方法を
身につけましょう。
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