大人の髄膜炎の初期症状や入院期間、原因や、検査、治療方法、予防は?

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カルテ

髄膜炎は、
脳の周囲をおおっている髄膜に
細菌やウィルスなどの病原体が侵入した結果、
炎症が起きてしまうことです。

免疫力が低下して抵抗力のない状態の時に
発病することが多くなります。

発症は小児に多くみられますが、
新生児から高齢者までと幅広く
大人でも発症し季節を問いません。

髄膜炎は悪化すると
命に関わり死亡することもあります。

しかも初期症状から
風邪や偏頭痛、群発性頭痛、
または筋緊張性頭痛と判断されることもあり、
発見が遅れてしまうことがあります。

髄膜炎にかかると、
細菌やウィルスが脳に膿を作ることがあります。

この膿を取り除くために手術が必要になることもあります。

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大人の髄膜炎の初期症状や経過・入院期間は?

初期症状は、
頭痛、発熱、意識障害、首の硬直などの症状が出ます。

嘔吐や、けいれんなどを起こす場合もあります

髄膜炎の症状が軽い場合は、
入院しないで自宅治療となります。

10日ほどで完治しますが、
症状が重い場合は入院となります。

入院期間は、1週間から1か月と
原因や症状の経過によってまちまちとなります。

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大人の髄膜炎の原因や、検査、治療方法、予防は?

脳や脊髄の血管は、
血液中の物質が脳内へ侵入することを防ぎます。

血液中の物質を脳へ簡単に通さないようにすることで、
脳を守っているのです。

しかし、
免疫力が低下するとこの機能がうまく働くことができず、
髄膜へ入り込んだ場合は、髄膜炎となってしまいます。

髄膜炎は、脳の周囲をおおっている髄膜に、
細菌やウィルスなどの病原体が侵入した結果、
炎症を起こした状態なのです。

CTやMRIで検査を行うことがありますが、
これだけでははっきりしない場合や、
さらに詳しく調べるために髄液検査を行ないます。

髄液検査は、
腰椎穿刺によって髄液を採取し、
脳や脊髄の病気や異状を判定します。

この髄液検査により、髄液中の白血球やタンパク、
糖の値、細菌や真菌の検出、
ウイルス抗体価などが確認できます。

ウイルス性髄膜炎は軽症で済むことが多く、
鎮痛解熱剤の使用、補液、安静などの療法が行われます。

しかし中には、
ヘルペスウイルスによるヘルペス脳炎や
インフルエンザウイルスによる
インフルエンザ脳症のように
ウイルス性髄膜炎から脳炎を引き起こし
重症化してしまうものもありますので
注意が必要です。

細菌性性髄膜炎は、
適切な治療をしなければ死に至ったり、
後遺症が発症することもあります

後遺症は原因菌によって違いはありますが、
知能の低下、記憶障害、聴力低下、痙攣、
めまい、歩行障害などです。

細菌性髄膜炎の場合は再発もありますので
脳内へ細菌が入った経路特定の検査が必要となります。

予防方法は、ワクチンの接種となりますす。

また、普段から免疫力を高めるよう健康管理を行なうことも
予防につながります。

インフルエンザ、手足口病、おたふくと大人の髄膜炎

大人の細菌性髄膜炎の原因は、
肺炎球菌が原因となることが多いです。

次いでインフルエンザウィルス
その他腸内細菌などとなります。

ウイルスによって引き起こされる髄膜炎は
細菌が検出されない髄膜炎なので、
無菌性髄膜炎となります。

無菌性髄膜炎の原因菌の多くが
エンテロウイルスです。

これは夏風邪の原因菌でもあります。

このエンテロウイルスは手足口病の起因病原体です。

子どもに多い手足口病ですが、
大人も発症することがあります。

エンテロウイルスは経口感染しますので、
きちんと手洗いをすることが予防につながります。

エンテロウイルスに次いで多いのが、
おたふく風邪ウイルスによる髄膜炎となります。

おたふく風邪の原因菌となるのは
ムンプスウイルスです。

発症の確率はかなり低いですが、
おたふく風邪にかかってから2、3日で発症します。

おたふく風邪は
子どもの場合は軽症ですむことが多いですが、
大人の場合は重症となることが多くなります。

症状は、高熱や手のひら、足の裏、口内に水泡ができ、
強い痛みと腫れで水を飲むことも困難になります。

細菌性髄膜炎およびウイルス性髄膜炎は、
風邪やインフルエンザのような強い感染性はありません。

至近距離でのくしゃみや咳など、
分泌物の飛沫から感染することはありますが、
空気感染することはありません。

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