お吸い物や酒蒸しなどがおいしいはまぐり。
潮干狩りでもお馴染みですね!
はまぐりのお吸い物はひな祭りの時に食べる風習もあります。
これは、はまぐりの貝殻がもともとの組み合わせ以外、
ぴったりと合わないことから、
「良い伴侶と巡り合うように」という願掛けからきているのだそうです。
はまぐりがおいしいのは知っているけれど、自分で調理するには砂抜きが面倒、という人も多いでしょう。
今回は、そんなはまぐりの砂抜きについてご紹介していきます。
□ひな祭りの食べ物の由来や意味は?はまぐり 菱餅、桜餅 ひなあられ ちらしずし
□潮干狩りの時間帯や服装や持ち物・必需品やあると便利なものは?
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どんなはまぐりでも砂抜きは必要?砂抜きの下ごしらえ方法は?
潮干狩りで獲ってきたはまぐりを調理する際、砂抜きが必要なのはもちろんですが、
スーパーで「砂抜き済」「砂抜き不要」と書かれているものは、家庭での砂抜きは本当に要ないのでしょうか?
ほとんどの人が経験があると思いますが、貝を食べたとき
「ジャリッ」という砂の食感は一粒でも非常に不快です。
ですから、スーパーで砂抜きの表示があっても、改めて砂抜きすることをお勧めします。
潮干狩りなどで自分で獲ってきたものは、一晩程度砂抜きに時間が必要ですが、
スーパーで購入した砂抜き済のはまぐりの場合、3時間程度の砂抜きで十分です。
砂抜きの方法は、
ボールなどにはまぐりを入れ、塩分濃度3%の水をはまぐりが浸かるひたひたの量入れておきます。
その際は、はまぐり同士が重ならないような容器を選びましょう。
そして、新聞紙や一回り大きいボールなどをかぶせ、薄暗いところに置いておきます。
砂抜きが出来たら、1時間程度水に浸けておき塩抜きをすると料理が塩辛くなることを防げますよ。
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はまぐりの砂抜きは時間がかかる!?砂抜きの時短テク
「砂抜き不要」と表示しても、やはり砂抜きの工程は必要ということになると時間がないときは困ってしまいますね。
なんとか、短時間で簡単に砂抜きをする方法はないものでしょうか?
なんと、野菜の洗い方として話題になったいわゆる
「50℃洗い」で砂抜きできるそうです。
やり方は簡単です。
45~50℃のお湯に5~10分程度漬けるだけです!
時間があれば、20分程度漬けておいた方いいようです。
その後、4、5回ぬるま湯でもみ洗いすると砂抜き完了です。
この方法で砂抜きすると、
加熱し調理したときにプリプリとした食感しあがり、はまぐり自体のおいしさも引出くれるそうです。
これは、忙しいひとに心強い時短テクですね!
ただし、お湯の温度を間違えて熱くしてしまうと、はまぐりが死んで砂を吐き出さないので温度調整だけは注意が必要です。
砂抜きしたときはまぐりが開かない原因は!?どうして?
砂抜きをするとはまぐりの口がうっすら開いて管のようなもの出てきます。
この状態で砂抜きがされます。
塩水に入れても、まったく口が開かないという時に考えられる原因は、
・塩水に一気にはまぐりを入れてしまった
・水が冷たすぎる
・塩水の濃度が濃すぎる、または薄すぎる(真水)
などです。
塩水の濃度は神経質になるほどはありませんが、
塩分濃度3~7%程度の範囲は守りましょう。
塩水に一気に入れたり、水が冷たすぎたりするとはまぐりが驚いて、口を閉めてしまいます。
この場合は、10~20分放っておくと口を開き出すはずです。
また、貝類は砂抜きをしたり、加熱したりしても開かないものは、死んでいるので食べない方がいいと言われています。
死んだ貝は雑菌が繁殖しやすいためです。
ただ、はまぐりの場合は、開かないからといって死んでいるとは限りません。
2枚の貝をつないでいる蝶番の部分が壊れていたり、貝柱の部分が固いといういったことで開かない場合もあるからです。
ですからはまぐりの場合、調理して口が開かないものは、こじ開けて食べても大丈夫です。
ただし全てが大丈夫だと言いきれないので、心配な人は食べない方が良さそうです。