時候の挨拶の仲春の候はいつからいつまで?意味!お花見案内状の例文

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桜
春は、進学、引っ越し、転勤、などに伴って、
お祝い状、挨拶状、ご案内状などを出す機会が増えるものです。

それもプライベートなことからビジネス場面まで広範囲に及びます。

どんなお手紙にも欠かせないのが、時候の挨拶です。
特に春の時候の挨拶は様々あり、
その使い分けは難しく感じますよね。

そんな春の時候の挨拶のひとつ「仲春の候」について、分かりやすく解説していきます。

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「仲春の候」の時期はいつからいつまで使う時候の挨拶?

春の時候の挨拶である「仲春の候」はいつごろ使うものなのでしょうか?

現代においては、3・4・5月を春と呼んでいます。
「二十四節」においてはおよそ2月・3月・4月を春と定義しています。

ですから、この春の真ん中ということで、おおよそ3月が「仲春の候」というわけです。

「二十四節」とは、年を春夏秋冬に分け、それをそれぞれ6つ区切った24の期間で季節を表したものです。
春は、立春・雨水・啓蟄春分・清明・穀雨の6つに分けられます。

つまり「仲春」とは、正確に言うとこのうちの啓蟄から春分の期間を指します。

啓蟄は、普段あまり聞き慣れない言葉ですが、
「冬籠りの虫が穴から這い出る」という意味です。

年によって若干のずれがありますが、
2016年の「仲春の候」は、啓蟄(けいちつ)である3月6日から春分の日である3月20日の時期を指します。

ただし、仲春は初春と晩春の間の期間ということで、啓蟄から清明(2016年は4月4日)の前日まで、もしくはその頃を指すことが多いようです。

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時候の挨拶の「仲春の候」の意味と読み方

時候の挨拶である「仲春の候」は、「ちゅうしゅんのこう」と読みます。

仲春の候の「仲春」とは「春の真ん中」という意味です。

一太陽年を春分を起点にして二十四に分割したものを「二十四節」と言います。
二十四節における「春」とは立春-立夏の前日までを指します。
この春を時期によりに3つに分けた時、真ん中の時季が「仲春」なのです。

前後はそれぞれ「初春」「晩春」と言います。
この二つは聞き馴染みがありますね!

先でも紹介しましたが、「仲春」とは二十四節の「啓蟄(けいちつ)」から「春分」の期間です。

「啓蟄」は“冬籠りの虫が穴から這い出る”という意味です。
「春分」は昼夜の長さが等しくなり、この日を境に夏至まで日が長くなります。

つまり、「仲春」とは、冬眠をしていた生き物たちが活動を始め、人の生活にも新しく明るい希望と活力が感じられる時期だと言えます。

「仲春の候」とは、確かに“春の真ん中の頃”という意味ですが、
時候の挨拶として、生物が活動し始め、人間もこれからの1年へ向けての活力がもたらせる時期だと考えると、ニュアンスが掴みやすい気がしませんか?

「仲春の候」を使ったお花見の案内状の季節の挨拶の例文

ここでは「仲春の候」を使った例文をご紹介します。
今回は、お花見のご案内状(はがき)を例に取ります。

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お花見のご案内

拝啓 仲春の候 皆様一層ご活躍のこととお喜び申し上げます。
 今年も恒例のお花見の会を開催することとなりました。
暖冬のため、花の便りが北上するのも早い模様です。
そのため、例年より1週間ほど早い日程での開催となります。
 時節柄ご多忙とは存じますが、万障繰り合わせの上、何卒ご出席くださいますようお願い申し上げます。
 敬具

平成XX年3月15日

日時:4月X日(土) 11:00~14:00
場所:○○公園
会費:3,000円

※準備の都合上、3月末日までに出欠の連絡を幹事までお願いいたします。

幹事 山田太郎
   TEL:090-XXXX-XXXX
   Eメール:xxxx_x@yyy.co.jp

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「仲春の候」は時期が限定されているので、遠方の方へのお手紙などでも相手の住む地域の気候をあまり気にせずに使えるのが良いですね。

ただ、使う時期を間違えると恥ずかしいので、その確認はしっかりとしておきましょう!

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