子宮がん検診を受ける事は身を守る為に必要ですが、
女性につきものの生理があります。
子宮がん検診を受ける場合、
生理中でも受ける事が出来るのでしょうか?
また、直後は?といった子宮がん検診を受ける際の
素朴な疑問についてご紹介します。
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子宮がん検診と生理、生理痛や生理が遅れる場合や生理が早まる場合は?
生理痛や多少の遅れや早まる事は誰にでも起こり、
問題がないものとしていますが、
ただ、生理痛の度合いや中には子宮筋腫や、
子宮内膜症といった病気で起きている事もあるので、
婦人科にて診察を受けることをお勧めします。
子宮がん検診というと一般には
子宮頸がん検査を言うものが多く、
それというのも子宮がんの発生頻度が子宮頸部に起きる事が
多いからという面で行われています。
しかし、それだけでは不十分で、
子宮がんはそれ以外の箇所にも発生することも少なくありません。
また、生理痛や遅れる事は病気ではありませんが、
根本的なところをはっきりしない限りは、
病気ではないと言い切る事が難しいです。
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子宮がん検診と生理、来ない!前や終わりかけ、生理中でも大丈夫?
子宮がん検診には
「子宮頸がん検診」と
「子宮体がん検診」の
2種類があります。
子宮頸がん検診の場合には子宮の出口付近の細胞を
こすりとる必要があり、
生理中は血液が多いため細胞がきちんと取れない可能性があります。
生理前や生理の終わりかけについては問題ないですが、
きちんとした結果を出したい場合には
終わってからの方がおすすめです。
不正出血やあまりにも
生理が来ないという場合には、
子宮体がん検診を行った方がよいですが、
子宮の中まで細い管を入れて細胞を採取するため、
生理が終わった後や
生理日よりも2週間前など、
落ち着いている時のほうがよさそうです。
子宮がん検診と再検査は?
子宮がん検診、および子宮頸がん検診を行った後に、
精密検査が必要と連絡が合った場合ですが、
検診を受けた方の約1%、100人に1人報告されている様です。
子宮頸がん検診でがんが発見される確立は「0.06%」
100人中6人に見つかるという事です。
つまり、再検査の通知が来てもがんと診断された訳ではなく、
過剰に心配する事はありません。
再検査は、子宮頸部を膣拡大鏡(コルポスコープ)という
顕微鏡で観察しつつ異常が疑われる部位などから
鉗子で少量組織を採取します。
この組織を病理組織診断を行い、
結果「正常」「異形成」「上皮内がん」「浸潤がん」などと分類し、
上皮内がんは子宮頸部の表面に出来るもので、
そのまま進むといわゆる「子宮頸がん(=浸潤がん)」と進行します。
また、異形成も軽度・中等度・高度異形成と分けられ、
中等度異形成(CIN2)は20%、
軽度(CIN1)では80%と高く、
それでいて80%は自然治癒すると言われています。