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冬至の食べ物といえばかぼちゃと小豆のいとこ煮!由来は?地域の違い?

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かぼちゃ

冬至は、1年の中で一番昼が短く、夜が長い日です。
そして、冬至を境にだんだんと昼間の時間が長くなってきます。
長く寒い冬から春に向かう日として、
古来から1年の節目として様々風習があるようです。
今回はそんな冬至の風習の中でも「食べ物」に注目してみました!

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目次

冬至の食べ物!かぼちゃと小豆!?その意味と由来

冬至に食べると言えば、「かぼちゃ」です。

陰陽思想では冬を陰、夏を陽としており、
冬至は陰の極まる日ということになります。
かぼちゃは夏の野菜ですから、陽の食べ物ということになります。

ですから、陽の気を補なうという意味で
「かぼちゃ」を冬至に食べるようになったと言われています。

夏から冬まで長期保存が可能なかぼちゃは、
その生命力にパワーが宿っていると考えられてもいたようです。
そして、食料が乏しくなる冬に栄養のあるかぼちゃを滋養のために食べようという意味合いもあったのでは、という節もあります。

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かぼちゃ単体だけでなく、あずきかぼちゃとも呼ばれるいとこ煮にして食べることも多いですね。

冬至に食べるいとこ煮はあずきとかぼちゃの煮物ですが、
なぜこの組み合わせなのでしょうか?

あずきは、邪気を祓うと言われてます。
それと陽の気を補なうかぼちゃを合わせて、
運を呼び込もうという意味があります。

ちなみにいとこ煮のレシピは、
水煮しておいた小豆とかぼちゃを20分ほど煮たら、
砂糖と醤油を入れさらに5分ほど煮ます。
あとは火を止め、味を含ませたら完成です。

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冬至には「ん」がつくものを食べるといい!?その意味と由来

冬至は陽の気が強まりはじめる日であることから、
運気も上昇していく日と捉えられていました。

ですから、より「運」をつけようと、「冬至の七種(=ななくさ)」を率先して食べるようになりました。

この冬至の七種はそれぞれ名前に「ん」(=運)が多く入っているため、食べることで運がつくと考えられてきました。

これを「運盛り」と呼び、冬至には食べられてきたのです。

冬至の七種とは、
南瓜(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん)=うどん
の7つです。

すべて、「ん」がふたつ入っていますね!
冬至で食べるものの定番であるかぼちゃ(=南瓜)もちゃんと入っています。
冬至でかぼちゃを食べるのには、「運盛り」の意味もあったんですね!

冬至に食べるものにも地域性がある!?

すっかり冬至にかぼちゃは定着した風習になりましたが、
地域によっては冬至に食べるものに違いもあるようです。

先で紹介した「いとこ煮」(あずきかぼちゃ)は北海道や福島県北部、山形県などで主に食べらているようです。

最近では、他の地域でもスーパーのお惣菜コーナーで見かけることもありますね。
北海道でも地域によってはお汁粉やぜんざいにかぼちゃを入れて食べるところもあるようです。

なんとお隣の韓国でも冬至には、お餅を浮かべたぜんざいや小豆粥を食べるそうです。

北関東では、冬至に「こんにゃく」を食べます。
「砂おろし」と言って、こんにゃくを食べると体内にたまった砂(老廃物)を出すとされ食べられてきたようです。

昔のお坊さんが冬至の日に1年間で煩悩落とすことをこんにゃくによる体内の砂(老廃物)を出す効果にかけて食べたことに由来しています。

北関東のひとつである群馬県はこんにゃくの生産量が日本一ということもあり、近隣県にとっては、冬至=こんにゃくが根付きやすかったという背景もあるかもしれません。

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