重症になりやすい「ロタウイルス」
予防接種が任意であることから、
受けさせるべきかどうか悩む事がありませんか?
「ロタウイルス」がどんな症状か?
また、予防接種の必要性について今回取り上げてみました。
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ロタウイルスの予防接種の必要性は?いつからいつまで?免疫、持続期間は?
「ロタウィルス感染症」は”ウィルス性胃腸炎”ともいい、
胃腸炎を引き起こすウィルスは多くありますが、
重症になりやすいのがこのロタウィルスです。
主な症状は水様便いわゆる下痢を何度も引き起こし、
嘔吐も伴うため脱水症状を引き起こし、
脱水症状までならなくとも大変辛い症状です。
ロタウィルスにも多く型があり、
5歳位までにほぼかかるので受ける必要性はあると
いったほうが良いでしょう。
けいれんや脳炎、重い腎臓障害などといった
合併症を引き起こす危険な感染症です。
その為、生後6週より経口接種(ロタリックス、ロタテック)を行い、
4週間の間隔で2~3回の接種を行います。
可能な限り生後2ヶ月の誕生日遅くても
生後3ヶ月半過ぎ(生後14週6日)までにかかりつけの医師と
ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンなどと合わせて相談、
持続は少なくても2歳までは持続すると確認されている様です。
免疫は付きますが個人により差はあり、
症状が軽くなる方もいれば変わらない方もいます。
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ロタウィルスの予防接種、副作用は?腸重積のリスク、不機嫌、嘔吐、発熱、便秘は?
ロタウィルスの予防接種と同時に心配される
「腸重積(ちょうじゅうせき)」
下痢と嘔吐を繰り返す事で腸が重なり
その部分の組織が壊死を起こし最悪な場合死に至るもの。
現在日本では2種類のロタウィルスワクチンが使用され、
特に初回接種後に腸重積発症リスクが高まると
接種を懸念されている方も多い様ですが、
腸重積においては生後6ヶ月以上になると
ワクチンを接種していなくとも発症する率は高く、
特にロタワクチンが直接引き金になるというよりも、
接種時期が遅くなるに連れて、
自然と引き起こす時期になってしまう事となるので、
早めの接種が奨められています。
ロタワクチンによる副作用としては、
下痢、発熱、嘔吐、不機嫌などが挙げられます。
中にはワクチンの刺激により
便秘になるお子さんもいらっしゃる様です。
ただ、接種後気になる様な症状がある場合は、
病院への受診を行いましょう。
ロタウィルスの予防接種、費用は?金額は?女性、授乳は?
ロタウィルスの予防接種は任意ですので
いわゆる「自己負担」になります。
気になる費用はおおよそ
1回の接種で\12,000~¥15,000、
合計で\30,000~\40,000程度かかります。
ただ、感染した事を考えれば高くはなく、
必要経費であるといえます。
ただ、お住まいの地域によっては公費助成金が
各自治体により実施している事もありますので、
お住まいの市区町村で聞いてみるといいですね。
また、ロタワクチン接種前後の授乳は避け、
最低前後30分は控えましょう。
なお、吐き戻した際に感染する事はないとされていますが、
赤ちゃんの体内で弱毒のロタウィルスが増えているので、
接種後1週間のおむつ処理や手洗いは入念に行いましょう。
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