海外旅行に行って家族や友達に
お土産を買うというのは普通です。
お菓子は年齢・性別に関わらず
いろんな人にむけてのお土産として
なかなか便利なものですね。
以前は免税店でチョコレートや
ビスケットなどを買うというのが多かったと思います。
でも今や日本にいても
外国のお菓子が簡単に購入できます。
外国の美味しいビスケットも
チョコレートも珍しいものではなくなりました。
海外に行く人も珍しくないようになると
お土産探しの市場は現地のスーパーになりましたね。
現地で「人気」の面白いお菓子も
お土産として登場することも多いです。
話題のリコリスもそんな面白い・変わった
お菓子です。
残念ながらリコリスは
「美味しい」というよりも
「激まず」としてちょっとした
注目のものでしょう。
そんなリコリスについてのあれこれです。
スポンサーリンク
リコリス菓子とは 匂いや味は・本当にまずい?
リコリス菓子として有名なのは
北欧をはじめとするヨーロッパ諸国で見かける
サルミアッキという
キャンディータイプのお菓子です。
黒い色の物や赤い色の物があります。
世界一まずい、とも言われ
食べなれないとまず「美味しい」と感じるのは
難しいでしょう。
オランダではコインを象った
キャンディータイプがあり、子供がおままごとに使う
おもちゃのお金がわりといった使い方もあります。
まちがって口にしても害にならない、
ということからです。
お菓子というよりは安全なおもちゃ、
という感覚でしょうか。
匂いは日本人の感覚からすると
漢方薬に近い雰囲気がありお菓子という感じはしません。
味は甘じょっぱい感じです。
ただ風味はゴムと漢方薬を混ぜ合わせたような
気の弱い人なら一口で吐き出したくなるような
味といったらよいでしょうか。
衝撃的な味です。かなりつらいので
初めて体験するなら相当の覚悟がいります。
その他にハリボーという名前の商品もあります。
ハリボーはドイツで発売されたグミキャンディーです。
こちらはフルーツ味の
食べやすいグミキャンディーもあります。
そのために宝石のように
カラフルでかわいいデザインです。
シリーズのひとつにリコリスエキスを
使用したものもあります。
これらは日本でも購入できます。
カルディ・
成城石井・
ソニープラザなど輸入食品を扱うお店です。
ハリボーはスーパー・コンビニ・
キオスクでも扱いがあったりします。
スポンサーリンク
リコリス菓子の効能とは
リコリスとは甘草の一種で
スペインカンゾウともいわれます。
イソフラボノイド、
フラボノイド系成分を多く含み、
強い抗酸化作用・
チロシナーゼ阻害作用があります。
このため
甘味料・スパイス・ハーブ
薬用や化粧品添加物として
使用されることが多いです。
リコリスに含まれている
グリチルリチンには
抗炎症作用・
抗ウィルス作用・
抗アレルギー作用があります。
関節炎・気管支炎
アレルギー症状の緩和に
使われます。
ストレスに対応するための
ホルモンの生成を助けてくれたり、
身体の中の毒素の排泄を
促したりもしてくれるといいます。
残念ながらハーブとしての
「リコリス」には上記のような
効能があるといわれていますが、
お菓子に加工されたものが
同じだけの効力を保っているかは
なんともいえません。
でも欧米では「身体にいいお菓子」
というイメージが人気の理由のひとつにも
なっているようです。
サルミアッキとリコリス なぜ日本人にはまずいの?
サルミアッキの味の基になっているのは
リコリスと塩化アンモニウムです。
リコリス自体の「漢方薬のよう」と称される味に
塩辛くて鼻にツンとくる強烈な刺激臭のある
塩化アンモニウムと混ざることにより
なんとも言えない強烈な「まずさ」が出るのです。
日本人の味覚ではまったく考えられない味なので
ほとんどの人が拒否してしまうのでしょう。
それに色が真っ黒で食感はゴムのようと
「お菓子」としての魅力もあまり感じられません。
見た目や食感も「味」のうちと考える
日本人感覚にそぐわないのです。
そういうこともあって日本人の間では
不人気なのかもしれません。
ただ、まったく誰にも
受け入れられないものではありません。
実際に私自身も
リコリスはココナッツの香りがして
美味しいとまでは行かないまでも
激まずということはありませんでした。
日本人の中にも「慣れるとクセになる味」という
つわものもいます。
もともと販売されている国の人では
「中毒になってる」というくらい
強烈なファンもいます。
でも人に勧める場合は
「激まず」と評判がある、
ということをきちんと説明しておかないと
後からうらまれることになるかもしれません。
サルミアッキは手作りすることもできます。
作り方はネットで検索すると
簡単に見つかりますし、リコリス菓子を使った
メニューのレシピもあります。
作っても誰も食べてくれないという
悲劇があるかもしれませんが、
挑戦してみたい人は
「サルミアッキ レシピ」で
検索してみてください。