赤ちゃんは肌のトラブルをおこしやすく、
注意が必要ですね。
今回お話しするのは「水いぼ」
赤ちゃんの肌トラブルでも代表的です。
では、どういった原因でかかるのか?
治療などについて詳しく解説しましょう。
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赤ちゃんの水いぼ、原因は?ウィルス?
水いぼは白っぽく丸いぽっこりとした発疹で、
その周辺は赤く炎症をおこしているのが特徴です。
特に首筋に出来やすいものですが、
全身性がありお腹や陰部や脇の下、
足やおしりといった部分に出来ます。
水いぼの原因は「ヒトパピローマウイルス」が
皮膚に感染する事で起こるもので、
真皮という皮膚の深い部分に感染して起こるものです。
感染した患者さんの皮膚の接触から
感染する事も多く大人でも感染します。
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赤ちゃんの水いぼ、自然治癒?治療は?イソジン?
基本的に痛みやかゆみのない水いぼは、
アトピー性皮膚炎や肌のバリア機能が低下している際、
肌が乾燥している場合に感染しやすいと言われています。
病院などによっては自然治癒させ、
そのまま放置すると1~2年で抗体が出来るといいます。
痛みやかゆみを伴う場合には、
そもそもアトピー性皮膚炎がありその症状が
悪化してしまうことで起こっている事が多く、
その場合には積極的な治療が必要です。
また、治療は一般的にはピンセットなどでつまんで
潰してしまう方法や液体窒素で焼き切ったりします。
いぼの中にはウィルスがいるので
素人での治療は避けますが、
水いぼの数などで治療法は異なります。
また、自宅で治療する場合にはいぼは潰さず、
外用薬の「イソジン」と「イソジン軟膏」を使う方法があります。
イソジンきず薬を先に付けて、
蓋をする様にイソジン軟膏を塗ると、
2~3日で芯が浮いて痛み無くポロリと取れます。
芯はウィルスが付着しているので
ピンセットなど素手で触れる事のないようにしましょう。
なお、ステロイドを塗ると悪化するので注意です!
赤ちゃんの水いぼ、手や顔に出来た場合は?水疱瘡との違いは?
身体に出来た水いぼから手・顔といった部分に
感染することはよくあります。
ただ、生後4ヶ月以降ともなると「水疱瘡」を
疑うことも視野に入れます。
素人判断ではなかなか難しいのですが、
水疱瘡の場合も感染症の1つですが、
手や顔以外に身体や口の中、
頭などに発疹が出来て2~3日で増え、
かゆみが強いのが特徴的です。
38度程度の熱が出ますが、
水いぼの場合には熱が出ません。
口の中にも発疹があるか?熱があるか?
といったとこや赤い発疹である場合には
水疱瘡の場合が強いでしょう。
間違えた自己治療で悪化させるよりは、
判断が解らない場合はかかりつけの小児科などで
受診し病状をはっきりさせて治療しましょう。