食中毒を予防するためには
「菌を付けないこと」
「増殖させないこと」
「殺菌すること」が大切です。
殺菌効果のある石鹸で手をよく洗った後、
使い捨てもしくは清潔なタオルで水気をきちんとふき取る。
生鮮食材を常温で放置しない。
食材には火を通す。(加熱に耐性のある菌もあります)
そして食べ物を長時間常温で放置しない、
これらを実行することで食中毒は
予防することが出来るといわれています。
しかし常に予防を心がけていても、
もしも食中毒になってしまった場合には
治療が必要です。そして弱った体に効く食べ物を
摂ることで早く治すようにしてください。
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食中毒を起こしやすい食べ物は?
非加熱の生鮮食品を食べた時が多いようです。
生魚や生卵などが原因で食中毒となる場合も多く
気を付けたい食材です。
刺身や寿司などの魚介類には
腸炎ビブリオ菌、
食肉や鶏卵にはサルモネラ菌、
食肉の他生乳等の畜産品や飲料水には
カンピロバクターといったように
それぞれの食材に原因となる様々な菌が存在します。
なかでもカンピロバクターは、
猫や犬などの身近なペットの腸管内にも存在しています。
また、ブドウ球菌は人が触れることで
感染が広がります。
ブドウ球菌は健康な人にも存在しています。
この菌が食品の中で増殖した時に
作られる毒素が食中毒の原因となってしまいます。
おにぎりやサンドイッチなど
手作りのお弁当のように、
調理する際直接手が触れてしまう場合には
特に注意が必要となります。
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食中毒後に効く食べ物は?
下痢や嘔吐といった症状がでた後ですので、
体内の水分が不足した状態となっています。
まずは経口補水液やスポーツドリンクなどで
水分を摂取することが必要です。
スポーツドリンクを摂取する際は
一度に多くの量ではなく
少量をこまめに摂取するようにして下さい。
スポーツドリンクを大量に飲んでしまうと、
弱った胃腸への負担となる場合があるそうです。
水分が補給された後は、
消化のよいものを少しずつ食べることです。
胃腸への負担を考えて
油分などは控えたほうが良いかと思われます。
軽めのおかゆや温かいうどんなどから、
少量づつ摂りはじめることをおすすめします。
梅干しは解毒効果が期待できるといわれていますので、
おかゆに入れてみるのも良いかもしれません。
食中毒を予防する食べ物は?
梅干し、しそ、わさび、にんにく、しょうが
これらのうめぼし、しそ、わさび、
にんにく、しょうがなどの食べ物には、
食中毒の予防が期待できる殺菌作用があるといわれています。
それぞれの殺菌作用の成分は
梅干し (酸味のクエン酸)
しそ (香り成分のペリルアルデヒド)
わさび (辛味成分のアリルイソチオシアネート)
にんにく(臭い成分のアリシン)
しょうが(辛味成分のジンゲロンとショウガオール)
梅干し入りのおにぎりや、
わさびをつけて食べる刺身など、
味覚だけではなく食中毒を予防することにも
貢献していた組み合わせだったようです。
緑茶
緑茶に含まれているカテキンにも
殺菌作用があるといわれています。
食事の際に緑茶を飲むことで食中毒の
予防に効果があるそうです。
またカテキンは強力な殺菌作用がある為、
食中毒を引き起こす多くの
原因菌に対して効果があるといわれています。