日本には時期になると
「お中元」や「お歳暮」と目上の方や
親しい方へ贈り物を贈る風習があります。
なぜ、1年にこんなに物を贈るのか?
そして違いはあるの?
贈り物を考えながら
ちょっと疑問に思った事はないですか?
今回はお中元やお歳暮の違いについて
解説したいと思います。
お中元とお歳暮の意味の違いは?時期??
お中元もお歳暮も「いつもお世話になっております」
という感謝の気持ちをお届けするものであることは
おおかた見当はついていると思います。
お中元とお歳暮の違いは『時期』
そう、時期だけの違いです。
地域によっては若干時期は異なりますが、
お中元:7月初旬~8月中旬
お歳暮:12月10日頃~12月20日頃
他に違いがあるとすれば、
贈る意味合いと贈る商品の違いなど
おおまかに言えばこうした違いがあげられます。
お中元の意味とは、
1年の折り返しである夏に年初めから
中元(旧暦7月15日)まで半年間お世話になったお礼で、
他にも暑さで体調を崩さない様にという
相手を想いやる季節を挨拶を含んでいます。
お歳暮の意味は、年の暮れに一年の感謝の気持ちと
来年もよろしく・・・という意味も含まれています。
お中元とお歳暮の違い、マナーは?相場やのしは?
お中元とお歳暮はセットであると、
ご主人の上司などにどちらも贈ってる
なんて方もおりますよね。
実は両方贈る必要がないのはご存知ですか?
「両方贈らないとマナー違反!」
なんて方もいる様ですが、
決してマナー違反ではないのです。
万が一、片方だけ贈るのであれば、
1年の感謝を締めくくる”お歳暮”だけ
贈る方がよいでしょう。
実際には気持ちですし、
贈ることでご主人の出世に何か響くとか
そうした事はありませんのでご安心を。
また、相場はお中元よりもお歳暮の方が
高い傾向にある様ですが、
あまり高い物を贈れば受け取る側も
恐縮してしまうので、
お中元は大方3,000~5,000円
お歳暮はその2~3割高めが多い様です。
のしは、
お中元は「お中元」
お歳暮「お歳暮」「御歳暮」とし、
紅白の水引で蝶結びのものを使用します。
お中元とお歳暮の違い、両親には贈らない?
日頃お世話になっている方へ
贈るものとお話ししましたが、
一番身近なご両親に贈るかどうか?
割とここはシビアな答えもある様ですね。
贈らないとダメとかそうした声もある様ですが、
特に贈らなければいけないといった
しきたりはありません。
「気持ちの問題」の様です。
例えば日頃連絡が途絶えがちであったり、
お子さんの面倒をみてもらったり
感謝することや季節のご挨拶で
贈る方もいらっしゃいます。
季節の農産物や海産物、
お取り寄せグルメなど楽しんでいただけるもの
そうした物が人気の様です。
よそよそしい感じにもなりますが、
「いつもありがとうございます」という
一筆を添えて贈れば円満な関係が続くと思いますよ♪