京都を代表するお祭り「祇園祭」
1ヶ月にもおよぶお祭りで、
東京の神田祭・大阪の天神祭とならぶ
日本三大祭の1つとして有名ですね。
特に賑わいを見せるのが、
前祭や後祭の山鉾巡行や神幸祭、
花傘巡行といった豪華な山鉾や神輿など
見どころがたくさんあります。
では、2015年の京都祇園祭について
由来から日程などといった詳細をご紹介しましょう。
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京都・祇園祭2015、由来は?
祇園祭も古いお祭りの1つですが、
千百年という伝統のある八坂神社の祭礼です。
古くは祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)と呼ばれていて、
貞観11年に京都を始め日本各地で疫病が流行った際に
当時の国の数66カ国にちなみ66本の鉾を立てて、
祇園の神様を祀り神輿を送って災厄除去を願った事から
はじまりであるといいます。
現在の山鉾などは室町時代にはあった事が
「祇園社記」に記されています。
応仁の乱の際には一度途絶えましたが、
明応9年には復活しその頃から
山鉾巡行の順位を決める鬮取式が行われる様になり、
それ以降繰り返し起きた火災によって
山鉾が焼失するなどありましたが再興し今に至ります。
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京都祇園祭2015、日程は?前祭や後祭は?
祇園祭の時期はというと、
毎年7月1日より1ヶ月間行われ、
日々神事が行われます。
その中でも最も観光客や地元の方々が集まる
「前祭(さきまつり)」「後祭(あとまつり)」は、
前祭宵山は7月16日(木)
PM18:00~23:00まで四条通の八坂神社を中心に行われ、
その翌日7月17日(金)AM9:00より
前祭の山鉾巡行が四条烏丸を出発し、
長刀鉾が先頭に立ち23基の山鉾が厳かに進みます。
山鉾は街を巡った後すぐに解体され片付けられるのですが、
鉾が街を巡ることで厄を集めるとされるので、
集めた厄をためない為に片付けてしまうんだそうです。
また、この日はPM18:00から「神輿渡御」が行われ、
三基の神輿の他に東若御座の神輿が氏子区域を渡御します。
そして、2014年より復活した
後祭山鉾巡行は7月24日(金)
AM9:30より烏丸御池を出発します。
この祭は本来の祇園祭同様に戻す為の物で、
約半世紀ぶりの復活です。
24日は他にも「花傘巡行」や
「還幸祭」といった
巡行も多く数日の間の京の都は賑やかさ華やかさ、
勇ましさなどとても多く動きがあります。
京都祇園祭2015のルートは?時間は?屋台は??
17日の山鉾巡行(前祭)のコースと通過時間は、
四条烏丸 (午前9時00分) →河原町四条(9:40) →
河原町御池 (10:35) → 新町御池(11:25)
なお、24日の後祭は、
烏丸御池 (午前9時30分) →河原町御池(10:05)
→ 四条河原町(10:40) → 四条烏丸 (11:22)
の予定となっています。
24日同日に行われる花傘巡行のルートは、
八坂神社・石段下(10:00)→四条通を西→四条御旅所→寺町通を北→
御池通を東→河原町通を南→ 四条通を東→石段下を南→
神幸道を東→八坂神社(12:00)
またお祭りと言えば屋台ですが、
前祭宵山の7月15日~16日に出店があり、
この2日間は歩行者天国設定にもなっています。