冬に旬の時期を迎えるいよかんは、
味も濃くジューシーでおいしいですよね。
旬のものだけあって、そのみずみずしさは乾燥する冬にぴったりです。
おいしいだけではないいよかんの栄養や効能を知って上手に日々に取り入れたいですね。
スポンサーリンク
冬が旬!いよかんの栄養やカロリー
いよかんの最も豊富に含まれている栄養素は断トツ「ビタミンC」です。
また、葉酸やミネラルの一つであるパントテン酸、カリウムの割合が高くなっています。
その他いよかんの酸味成分の「クエン酸」も多く含んでいます。
ほかに含まれている成分として「シネフィリン」などもあります。
また、皮には「リモネン」、「ナリンギン」、「ヘスペリジン」といった
精油である成分を含んでいます。
「リモネン」は柑橘類の香りの元、
「ナリンギン」はポリフェノールの一種で、苦みの元になっています。
また、いよかんのカロリーは可食部100gで45kcalほどです。
ちなみに、みかんの栄養やカロリーを紹介したページや、
柑橘系の果物にある白い薄皮のことを書いている
みかんの白い筋の栄養や、
オレンジの栄養について書いているページも有ります。
これは、ほかの柑橘類と比較するとはっさくやみかんとほぼ同等、
オレンジよりもやや高めと言えます。
スポンサーリンク
いよかんの栄養成分の効能
いよかんに含まれる代表的な栄養成分である「ビタミンC」は
美白・美肌効果や免疫力を高め、風邪の予防に有効です。
合わせて「シネフィリン」も気管支を広げる作用があり、
のどの風邪に効果があります。
シネフィリンの効能には、体脂肪の減少や食欲の抑制の効果があるとされ、
ダイエットにも役立つ成分と考えられています。
クエン酸は筋肉に溜まっていく疲労物質である「乳酸」の利用効果を高めるため、
疲労回復に有効です。
また、精油成分であり「リモネン」にはリラックス効果、
「ナリンギン」と「ヘスペリジン」には食欲抑制作用や抗酸化作用があり、
ダイエットや生活習慣病の予防に効果があります。
血流の改善やアレルギーの抑制といった効能もあります。
薄皮は剥く?剥かない?いよかんの薄皮にも栄養ってあるの?
いよかんの薄皮には「ペクチン」が多く含まれています。
ペクチンはヒトの体内では食物繊維として機能します。
そしてその効能は整腸作用です。
お腹を壊しているときや便秘の際、
お腹の調子を整える効果があります。
また、ポリオフェノールの一種でビタミンPの一つでもある
「ヘスペリジン」は薄皮のほかに皮や筋にも多く含まれている成分です。
このヘスペリジンには毛細血管の壁を強化したり、
血中コレステロールを低下させたりするほか、
血流改善や発がんの抑制効果もあると言われています。
また、抗アレルギー作用もあるため、
ヘスペリジンには花粉症の改善の効能も期待されています。
体内から排出されやすいビタミンCを安定させる作用もあるので、
薄皮も一緒に食べた方がより効果的にいよかんの栄養を摂取できます。
生では食べづらいかもしれませんが、ジャムなどにして無理なく摂っていきたいですね。