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数の子の栄養や効能、カロリーは?動脈硬化予防や、内臓脂肪を減少?

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数の子
寒くなってくると唱えてしまう毎年恒例のこのフレーズ、「1年ってあっという間ねぇ」。
そろそろ口にした人も多いのではないでしょうか。
そうなると考える始めるのは年末年始の準備ですね。
来年のおせちは買おうか、作ろうかなんてことも悩むところです。

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目次

数の子の栄養価・カロリーってどうなの?

おせち料理は、それぞれに縁起の良いいわれがあります。

おせちの定番「数の子」はニシンの卵で、
「ニシン(二親)から多くの子が出る」ことから子宝や子孫繁栄を願っています。

おせちの中では「数の子が一番好き」という方も多いと思いますが、
いわれは分かったけれどその栄養についてはあまり知らないのではないでしょうか?

魚卵と言えば、プリン体が多いというイメージです。
ですから数の子も多く食べるのは通風の悪化など、
体によくないと思っていませんか?

実は、数の子はEPA、DHAを多く含んでいるのです。
EPA、DHAは体内でのコレステロールの生成を抑制し、
且つ体外に排出する働きがあります。

他にも亜鉛を多く含みます。
亜鉛は細胞の成長に関わる栄養素で人間の生命活動のためになくならないものなのです。
先に出たプリン体含有率も、同じ魚卵のたらこと比べると1/6しかありません。

むしろプリン体が少ないといえます。
また、カロリーは100gで140kcalほどです。
数の子は1度に食べるのはせいぜい1本くらいでしょうから、
その場合は40kcalほどです。
味付けによっても変わってくるとは思いますが、
これくらいのカロリーなら好きな人も安心して食べられますね。

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数の子の効能は?

栄養のことが分かったら、今度は効能が知りたい!

先ほど触れたEPAとDHAは「動脈硬化」の予防に効果があります。

どういうことかというと、
第1に血液をサラサラにする、
第2にコレステロールの合成・分泌を抑制する、
この2点の作用によって血圧低下につながります。

そして3つ目は血栓の生成を抑制するということです。

この3つ作用から「動脈硬化」の発生原因を発生しにくくするのです。
これらの作用は動脈硬化だけではなく、
心筋梗塞や脳血栓の予防も期待できます。

また、EPAとDHAには内臓に脂肪を蓄積させないという効能もあります。

それはEPA・DHAが脂肪を体熱として体外に発散させる「褐色脂肪酸」の働きを活発にするからです。
内臓脂肪の蓄積は更なる肥満につながりやすいだけではなく、
糖尿病への危険性が高まります。
知らなかった数の子の効能に驚いてしまいますね!

調理方法で変わる!?数の子の効能

実は数の子には目の健康を守ったり、
改善したりするルテインという成分を含んでいます。

網膜の働きを助けるβカロテンやビタミンAを含む緑黄色野菜や亜鉛を多く含む海藻類と一緒に摂ることで白内障の予防や黄斑変性症を予防・改善により効果が期待できます。

これらを一度に摂れるものがあります。
それは「松前漬け」です。

緑黄色野菜は少なめですが、
条件にぴったりの一品です。

数の子を使ったものでは、わさび漬けなんかもありますね。
わさび漬けの栄養成分は炭水化物が多く、
水溶性食物繊維、ビタミンB6が豊富。
塩分はかまぼこと同程度です。
数の子と合わせると血圧を下げる効果が高まるかもしれません。

また、おせちは保存が利くようにしょっぱめに作ります。
わさび漬けもおせちも塩分が高めになりがちと言えます。
塩分の過剰摂取は動脈硬化の一番の原因です。
せっかく動脈硬化に良いという数の子を食べるのであれば、
塩分を控えて効果的に摂取したいですね。

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