根の部分と葉の部分で栄養分が異なる
2つで2度美味しい「かぶ」
生食でも加熱をしても
とても美味しい野菜ですよね!
春の七草の1つに「スズナ」として
含まれていて健康に良いものです。
ちなみに春の七草は、
七草粥の由来と春の七草の種類に書いています。
今回は「かぶ」の栄養についてを解説します。
カブの栄養は?効果や効能は?
カブの栄養は根である白い部分は淡色野菜で、
葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。
それぞれに栄養を持っていることで
2度美味しい野菜というわけです!
根の部分は大根にとても似ていて、
栄養面の上でも似ている部分があります。
炭水化物の消化を助ける酵素「ジアスターゼ」や、
でんぷんを分解する「アミラーゼ」といった
酵素を豊富に蓄えています。
生食で食べると胃を守り食べ過ぎや
胸焼け予防、改善といった効果を発揮します。
煮物など加熱をすると、
胃を温め冷えによる腹痛予防として
古くより食べられていました。
ビタミンCも程よく含まれていて
冬の風邪予防におすすめです。
葉は根の部分よりも栄養が高く、
ビタミンA・B1・B2・C、
ミネラルやカルシウム・鉄そして食物繊維など
多く含まれているので捨てずに利用しましょう!
ビタミンAは皮膚や粘膜を守る働きがあり、
抵抗力を強化する面に優れています。
ビタミンB1・B2は糖質や脂質の代謝を促し、
ダイエット効果にも期待できます。
他、抗酸化力や貧血予防・骨の強化・
コレステロール排出などに効果的な
栄養素を含んでいるため、積極的に摂りたい野菜です。
かぶの栄養、カロリーは?妊婦にもいい?
白い根の部分は100gでおおよそ20kcal。
葉の部分も同様です。
妊活中の女性や妊婦さんが必要とする「葉酸」
葉酸は葉の部分に多く100g中
葉の場合には66μg
根の部分でも49μgを含んでいます。
抜群に高い!という訳ではありませんが、
葉と根を共に摂取したり、
他の葉酸を多く含む食材とともに
合わせて使う事でよりよく摂取出来るといえます。
かぶの栄養、旬は?
かぶとひとえにいっても、
実は様々な品種を持っていますが、
ここではあくまでも手のひらに納まる
白い根を持った一般的なものでお話しています。
かぶは案外と通年出回っていますが、
もっとも美味しい旬の時期は寒い季節。
秋から冬にかけてが甘みが増して
美味しく、11月~1月頃が最も
美味しい時期を迎えます。
味にくせがない野菜ですので、
簡単な浅漬けや根の部分は薄切りにしてサラダ、
葉と根と共に炒め物やシチューといった料理に
あれこれと使える野菜です。
お味噌汁などに入れるのもおすすめ!
積極的に食べたい野菜の1つです!