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犬の避妊手術の時期や費用の相場・メリット・デメリット!ヒートは?

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トイプードルのメス

新しい家族として可愛い犬を迎えたとします。
長生きして欲しいと願うのはみんな同じでしょう。

オスを迎えるか
メスを選ぶかは
それぞれの家の事情にもよる
と思います。

一般的にメスのほうが
オスよりも扱いやすいといいますが、
性格には個体差がありますから
「かならずこうだ」とは言えませんね。

メスを迎えた場合将来的に
仔犬を生ませるのかどうかも
考えるポイントになるでしょう。

可愛い愛犬の
仔犬を見たいなという気持ちは
誰にでもあるでしょう。

愛犬に
仔犬を持つという自然の生活を
経験させてあげたいと考える飼い主さんも
あるかもしれません。

でも仔犬が生まれたら
その仔犬たちの将来も
考えてあげなければいけません。

理想的な家族に
迎えられるように・
あるいは
生まれたおうちで
母犬と一緒に暮らすのか
心配なところです。

何の予定もないままに
新しい生命を誕生させることは
絶対にしてはなりません。

仔犬を持たせる、
という予定がないのであれば
避妊ということも
視野に入る選択肢になってきます。
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目次

犬の避妊手術の時期について

開腹を伴う大きな手術ですから
若いうちのほうが体力もあるので
回復が早いということが言われています。

避妊手術をする適正時期は
初めての発情を経験する前の
生後数ヶ月がいいという意見が多いです。

メス犬の発情は犬の種類や身体の大きさ
個体差がありますが、
生後6ヶ月ごろから始まります。

乳腺腫瘍という病気を
予防するためには
発情をする前に手術をすることが
重要になります。

この病気では初めての発情を迎えてから
手術をすると予防効果は少しずつ低くなり
2歳半を過ぎてからでは
手術をしてもしなくても発生率に変わりはない
と言われています。

予防を確実にしたければ
発情前に手術するように
したほうがいいでしょう。

避妊手術そのものは全身麻酔をしてから
開腹・卵巣または子宮あるいは両方の器官を
摘出するものです。

時間にして1~2時間程度の手術です。

通常の場合ですと
病院に1泊することになります。
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犬の避妊手術の費用!獣医による違いや相場や保険

犬の避妊手術の費用は病院によって違います。
獣医師が各自で料金の設定をしているからです。

手術料金の相場としては
2万円~8万円程度になるそうです。

普通手術に必要な費用に
含まれる主な項目としては

麻酔料(全身麻酔・注射麻酔か吸入型か)
手術の技術料
麻酔のための手術前診察費用
血液検査
尿検査
入院費用
術後の痛み止めのための薬剤費

があります。

獣医によって料金設定が変わるというのは

手術方法の違い
術後の縫合に使う糸の種類の違い
麻酔の違い(麻酔方法など)
手術中のモニターの有無
手術中の助手や麻酔係の有無
手術を受ける犬の種類
入院必要日数

などの料金が病院によって異なるためです。

料金が高いから安全・確か
安いから悪いということではありません。
病院を選ぶ場合は
実際に利用した人の口コミなどを
参考にしながら健康診断などで訪れたりして
実際に雰囲気を確かめるということも必要だと思います。

手術費用について質問するときには
避妊手術を受けるための準備などを含め
すべて終わって退院するまでに
「かかる費用すべて」を総額で聞くようにしましょう。

ペット保険に加入していても
一部の保険会社では
「健康体であるのに手術する」
避妊・去勢の場合は
保険金が出ない、というものも
あるそうです。

最近では避妊・去勢手術を希望する飼い主さんも
増えているので費用の一部がかえってくる
というタイプのあります。

保険の加入をする場合は避妊・去勢に関する保障について
調べることが必要です。

ただ自治体によっては
飼い犬の避妊・去勢手術について
補助金を出してくれるところもあります。
お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

犬の避妊手術のメリット・デメリット!性格の変化や生理など

犬の避妊手術によって得られるメリットは

「病気の予防ができる」
ということになります。

子宮蓄膿症
乳腺腫瘤
卵巣・子宮・膣に形成される腫瘍
発情の抑制
繁殖の回避

などができます。
予防できる病気の中には高齢になると
死亡率の高いものもありますからそれらを防ぐことができる
というのは大きなポイントでしょう。

その他望まない・無計画な妊娠
を防ぐことができます。

発情によるストレスがなくなるので、
穏やかな生活を送ることができ
長生きする傾向があります。
発情中に攻撃的になる、
というようなこともなくなるので
飼育しやすいということもあるようです。

「ヒート」と呼ばれる犬の生理は
人間の場合と仕組みが違います。
ヒート中は犬自身も興奮気味で
わがままになったりしやすく、
極端な場合は逃走したりすることもあります。

最初は穏やかにすんでも
回数を重ねるごとに
問題行動が出てくることもあります。

ヒート(生理)中はもちろん出血します。
小型犬の場合、
自分で血を舐めとってしまったりすることもありますが、
大型犬になるほど出血量も多くなります。

室内飼いの場合は家具やカーペットなど
汚れますから犬専用の生理用品を
使う必要がでてきます。

ただ犬用の生理ナプキンは
吸収力があまりないともいわれ、
長時間散歩でお出かけするのは
不向きだったりすることもあるようです。

避妊手術をすることでヒートもしなくなります。
生理が無くなることになります。

避妊手術には
「子宮は残して卵巣を摘出する」
という方法と
「卵巣も子宮も摘出する」
という方法があります。
病院によってどちらの方法をとっているか
確認しましょう。

前者は
切開する部分が少ないので
犬の体にかかる負担も少なくすみます。
体力が心配な場合は
この方法が適していることもあります。

後者は
最も一般的に行われている方法です。
切開する部分も多く摘出する臓器も増えるので
出血量が増えてしまうということがあります。

最近は卵巣のみの摘出を
すすめる獣医さんも増えているそうです。

いずれの場合もどの方法をとるかは
事前によく獣医さんと相談してください。

信頼できる病院であればそれぞれの方法について
きちんと説明してくれるはずです。

避妊手術を受けることの
デメリットは

繁殖できなくなるので
後に仔犬を望んでも
不可能になります。

手術には全身麻酔が必要なので
麻酔によるトラブルの心配があります。

太りやすくなります
発情・繁殖にエネルギーを使わなくなるので
食欲が増して太りやすくなるということがあります。

食事内容や散歩で運動をさせるなどして
健康管理をする必要があります。

手術の際に縫合に使う糸の種類によって
アレルギーを起こすことがあるそうです。

生理中は避妊手術はできません。

生理前になると陰部が腫れたようになり
お尻を気にしてなめていることが
増えたりします。

そわそわと落ち着きがなくなり
おしっこの回数が増える・
食欲がなくなるということもあります。

避妊は
動物の自然な状態を壊す・
仔犬を持つということが
できなくなるということで
反対意見を持つ人もいます。

健康な愛犬に
大きな手術を受けさせることに
抵抗のある人も多いでしょう。

それでも病気の予防をはじめとして
トラブルを防ぐことの
できるという一面もあります。

手術するかどうかは愛犬と
飼い主(家族)がいつまでも
仲良く一緒に幸せに
暮らすことができるように
充分検討して決めましょう。
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