トイプードルのような
小さい犬でも家に来た
「知らない人」にむかって
吠えていくことがありますね。
お客様や郵便屋さんとか
怪しい人じゃなくても吠えたりすると
飼い主のほうも困ってしまいます。
もっと言えば毎日顔を合わせているような
近所の人にむかってでも
見るたびに吠える、
というようなことになれば気まずいものです。
もちろん吠える理由が
はっきりしていないのに
よく吠えるということもあります。
トイプードルの吠え声は、
もともと身体が小さいですから
それほど大きくはありません。
ただしキャンキャンと
甲高い声になりますから
場合によっては耳障りと感じる人も
いるでしょう。
吠えている犬を
大声で叱ったりすることは
実は逆効果だそうです。
どんなに賢くても
犬には人間の言葉の詳細は
わかりませんから
飼い主が大声を出すと
「ご主人も自分に加勢して吠えている」
と勘違いするからだそうです。
[adsense]
トイプードルの無駄吠えの原因
トイプードルが無駄吠えをするようになる原因は
実は日ごろの飼い主さんや
まわりの家族の接し方もあったりします。
お迎えしたばかりの頃に
寂しがって吠えたり
甘えて吠えたりと
飼い主さんの気を引きたくて
吠えていたときに
かまってしまった結果、
ということも考えられます。
犬は
「遊んで欲しいときには吠えればいいんだ」と
学習してしまったのです。
家族が食事したりしているときに
自分も一口もらう、ということが
習慣になってしまっている場合も
「早く頂戴」ということで
吠え始める原因になります。
もちろん犬にとって
「何か不審な物・人がある・いる」
「何か怖いもの・人がある・いる」
「飼い主さんの姿が見えなくて不安になっている」
「食事の時間なのに食べ物がまだもらえない」
「散歩の時間なのにまだ出かけられない」
など
犬にとって
「何か訴えたい理由」がある
場合にも吠え続けることになります。
犬が吠えることは仲間(家族)との
コミュニケーションと取るための
手段でもあります。
吠えるのは飼い主さんを
困らせようとしている
ということではなく、
何かを伝えたいのです。
必ず原因がありますから、
しつこく吠えているときには
愛犬の様子をよく観察すれば
原因が思い当たることが多くあります。
[adsense]
トイプードルの無駄吠えをやめさせる方法
愛犬がうるさく吠え始めてしまって
なかなか治まらないと本当に困ります。
吠え始めたらすぐにやめさせる手段を
いくつか考えておきましょう。
吠えているときに
大声で叱ったりしても
すぐにやめることはありません。
叩く、などというのは
まったく逆効果であるばかりか
愛犬に精神的なダメージを
与える恐れがあります。
吠え始めたら
おやつなどの大好物で気を引く、
おもちゃを見せて気を引く、
などと犬の気をそらす方法があります。
「吠えればいいことがある」
と学習しても困るので
タイミングが難しいです。
けれども
様子をよく見ていて
「吠えそうだな」というときに
吠え始める前に気をそらしてしまう
ことができれば理想的です。
「お座り」などと
指示を出して気をそらせることも
効果的といわれています。
犬の体の構造として
座った状態では吠えにくいことと
お座りの姿勢自体
気を落ち着かせること
飼い主さんの指示に従うことで
気持ちが静まるなどの効果があります。
またどんなときに吠えるか
何に向かって吠えるか
などを調べましょう。
吠えそうな出来事や人・物に出会ったら
すぐに犬が対象を見つけないように
ブロックするなどあらかじめ予防できます。
身体の手入れをするときや
遊んでいるときに
充分に飼い主さんとの
コミュニケーションがとれていると
無駄吠えしにくいとも言われています。
まめに声をかけてあげたり
散歩や遊びなどを
充分に時間をとってあげたりして
愛犬がストレスを溜めることのないように
注意することも効果的です。
トイプードルの子犬・成犬での無駄吠えのしつけ・治し方
無駄吠えしないように
しつけるには仔犬のうちから
取り組むのが一番です。
仔犬のうちから
他の犬や家族以外の人とも
充分に接触の機会を与えて
社会化訓練を充分にしましょう。
子供に追いかけられるとか
他の犬にケンカを売られるとか
怖い思いをさせると
逆効果にもなるので、
初めての場所では
飼い主さんが抱っこしたりして
愛犬が恐怖心をもたないように工夫しましょう。
臆病な犬は無駄吠えが多いともいいます。
怖いので対象に向かって吠えてしまうのです。
飼い主さんと一緒に
「外の世界・人・物」を経験することで
「怖いもの」を増やさないように練習しましょう。
音に反応して吠える場合は
苦手な音を録音して
少しずつ慣らす練習をします。
小さい音から少しずつ慣らし、
音を聞いて吠え出しても
しばらくは様子を見ます。
落ち着いてきたら「怖くないよ」
などと声をかけながら
なでてあげたりしましょう。
吠えるのをやめたら
一呼吸おいてから穏やかな声で
「いい子だね」とほめます。
成犬・仔犬ともに効果のある方法ですが、
やはり仔犬のころから慣れさせることが一番です。
郵便屋さん・
新聞配達の人
お客さんなど
「家に来た人に向かって吠える」
などの場合は
犬の縄張り意識が強すぎることが
原因です。
「家のすべて」を縄張り
と考えている場合、
縄張りを守るために
吠えたりします。
ゲージやサークルを利用して
愛犬のための
「安全地帯」を作ってあげましょう。
縄張りを狭めることにより
縄張り意識の低下を図ります。
無駄吠え防止グッズなども
利用するのもひとつの方法です。
ただ、
グッズの効果には個体差がありますから
様子を見ながら使ってください。
成犬で
「飼い主よりも自分のほうが位が上」
と間違った意識を持ってしまっていると
治すのは困難です。
訓練学校やしつけ教室に通うなど
必要ならプロの手を借りることも
検討してください。
費用がかかることですが、
今後長い間一緒に幸せに暮らすことを考えると
無駄な投資ではありません。
[adsense]