最近、披露宴の冒頭に「ウェルカムスピーチ」を行うカップルが増えているそうです。
ウェルカムスピーチとは、披露宴の開宴にあたり新郎・新婦がゲストの皆さんにおもてなしの気持ちを伝えるものです。
披露宴を気持ちよく楽しんでもらうためにも、簡潔に二人の気持ちを言葉にしたいところです。
ここでは、用途に合わせてウェルカムスピーチの例をご紹介していきます。
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簡単な結婚式・披露宴のウェルカムスピーチ
ウェルカムピーチは披露宴の最初の演出にもなります。
最初から長いスピーチは、ゲストの皆さんにとっても新郎新婦にとっても大変です。
スピーチの長さは、1~2分に収めるといいでしょう。
ウェルカムスピーチの趣旨は、ゲストへ感謝を伝え、会場の雰囲気を和ませ、ゲストたちの気持ちを盛り上げることです。
そして基本構成は、以下の通りです。
1.ゲストへのお礼
2.結婚式を済ませ「夫婦」となったことの報告
3.披露宴の趣旨説明
4.結びの言葉
この基本構成に倣った例文は以下の通りです。
本日は、お忙しい中、私達のためにお集まりいただき、まことにありがとうございます。
先ほどみなさま見守られながら無事、挙式をあげ夫婦となりました。
ささやかなおもてなしですが、ごゆっくり楽しんでいただければと思います。
本日はまことにありがとうございました。
これは、基本構成にのとった非常に簡潔なスピーチです。
比較的、簡単な結婚式や披露宴であれば、これくらいでもOKでしょう。
あとは、ゲストに合わせてユーモアたっぷりにしたり、
仕事関係の人が多いのであれば、すこしかためな言い回しをすると良いですね。
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新郎によるウェルカムスピーチ
ウェルカムスピーチをするのは、新郎の場合が多いようです。
新郎にとっては、緊張する場面ではありますが、
披露宴の幕開けの宣言や、直接ゲストの皆さまへ初めての結婚の報告をするという機会です。
新郎新婦にとっても、参列してくださったゲストの皆さまにとっても素敵な披露宴になる”つかみ”として、ウェルカムスピーチはカッコよく決めたいところですね。
以下に、例文を挙げておきましょう。
先ほどの結婚式の感想も盛り込んだスピーチ
「本日は雨で足元の悪い中、私たちの結婚披露宴にご出席いただきお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
先程、当式場チャペルにおきまして、皆様に見守られながら無事、式を挙げることが出来ました。
○○(新婦の名前)の綺麗なウェディングドレス姿をみて、結婚したことを実感し、今嬉しい気持ちで胸がいっぱいです。
このよき日を迎える事ができましたのも日頃お世話になっている皆様のおかげだと感謝しております。
ささやかながら私たちなりのおもてなしをしたいと思い、この席を用意いたしました。
どうぞお開きまでおくつろぎながら、お食事を楽しんで頂ければと考えています。
短い時間ではございますが、ぜひごゆっくりお過ごしください。
本日は誠にありがとうございました。」
少しかためではありますが、結婚式の前に入籍済みであっても結婚の喜びや決意などが伝わるスピーチになっていますね。
ゲストが親しい人だけのパーティスタイルの場合のスピーチ
「本日は皆さまご多忙のなか、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。
本日の式にあたって、二人でこれまでお世話になった皆様にとにかく楽しんでいただけような式にしようと話し合い、このパーティー形式にしました。
皆様に楽しんで頂けたら幸いです。
では、皆様!飲んで食べて騒いで楽しんでいって下さい。
それでは始めましょう!」
これは、二次会のパーティーや親しい友人のみの披露宴などに向いてみます。
「それでは始めましょう!」と付けることでパーティーを盛り上げることができますよ。
トレンドは新婦もウェルカムスピーチを!
これまでは、新郎がウェルカムスピーチを行うパターンが多かったのですが、
最近は、新郎新婦で一緒にスピーチをすることも増えているようです。
新郎新婦ふたりで
(新郎)「本日はお忙しい中、私達の結婚式にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
遠方からも多数ご出席いただきました。心より感謝申し上げます。
先程、当式場チャペルにおきまして、皆様に見守られながら無事、挙式をあげることができました。
誓いの言葉と皆様の祝福を賜り、新たな門出を迎えることができました。
(新婦)「本日は、遠くは北海道や九州などからもお集まりいただいており、本当にありがとうございます。
2人から皆さまへ、感謝の気持ちを込めこの席をご用意させていただきました。
美味しいお料理を皆様と楽しみたくこの会場を選びました。
ぜひ、お酒なども召し上がりながら共にお楽しみ下さい。
本日は誠にありがとうございます。」
披露宴はやはり女性が中心になって準備することが多いので、
披露宴への思いなどは新婦が伝えると自然な感じがしますね。
また、二人で一緒にスピーチすることで、仲の良さや今後手を取り合い家庭を築いていこうという気持ちが伝わります。
妊娠報告も一緒に
(新郎)「本日は、私たちの結婚式にお越しくださり、誠にありがとうございます。
今日のために夫婦二人三脚で頑張ってまいりました。
突然のご報告となりますが、新しい命を授かり、○月に誕生の予定です。」
(新婦)「優しい新郎○○のおかげで悪阻の時期も無事乗り越え、今日のこの日を迎え、皆さまに見守られながら式を挙げることができ幸せです。披露宴中、体調の関係で席を外す場合があるかもしれませんが、その際はよろしくお願い申し上げます。」
(新郎新婦)「それでは、ささやかではありますが、皆さま披露宴を最後までお楽しみください。本日は誠にありがとうございます。」
もし、妊娠の報告もあるのであれば、新婦も一緒に挨拶すると良いでしょう。
体調のことも自然に伝えられるので、もし中座するようなことがあってもゲストの皆さんに理解を得られそうです。