暑い夏が来ると、暑中見舞いや残暑見舞いを親しい方に送って、
相手のことを気遣うメッセージや自分の近況などを報告する方もおられますが、
残暑見舞いをもらった時に、返事はいつまでに出せばいいのか?もし遅れてしまったらどうすればいいのか?
残暑見舞いの返事の例文やマナー、ビジネスの場合の例文や気を付けたい注意事項を詳しくご紹介します。
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残暑見舞いの返事はいつまで?
8月のお盆を過ぎるころから、残暑見舞いをもらうことも多いですが、
その返事はいつまでに書けばいいのでしょうか?
まず、残暑見舞いは正確にはどの時期に出されるものなのでしょうか?
二十四節気(にじゅうしせっき)の立秋から白露までの間に出すものとされています。
2016年の場合は、8月7日(立秋)から9月7日(白露)となります。
ちなみに暑中見舞いは、7月7日(小暑)から8月7日(立秋)までに出しましょう。
このように残暑見舞いは9月7日の白露までに出すものとされていますが、
地方によっては9月に出すのは失礼にあたるとされるので、出来れば8月中に出す方がいいでしょう。
残暑見舞いをもらった時に出す返事も、通常はもらったら3日以内に返事を書くのが
マナーと言われているので、出来るだけ早い方がいいということになります。
返事を出す際には、残暑見舞いとして出すのは失礼にあたると以前は言われることもありましたが
最近では、残暑見舞いに残暑見舞いで返事を出すことも多くなっているようなので
どちらで出しても差し支えはないでしょう。
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残暑見舞いの返事・遅れた場合はどうする?
残暑見舞いをもらったけれども、返事を出すのが遅くなってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
事情があって、いただいた残暑見舞いを見るのが遅くなってしまったり
残暑見舞いが8月末に届いてしまったりと理由は様々だと思いますが、
もし9月になってしまっていたとしても、きちんと返事は書く方がいいでしょう。
その際には、残暑見舞いがきちんと届いていたことを伝えるとともに、
普通の季節の挨拶の手紙に返事が遅れてしまった事の謝罪をきちんと伝え、お礼の気持ちをしたためましょう。
季節のご挨拶として返事を書くので、拝啓または謹啓の頭語から書き始めます。
その次に、初秋の候などの秋の季節を感じられるような言葉を続けます。
□9月の上旬・中旬・下旬の時候の挨拶・季節の挨拶は?ビジネスや招待状では?
その後に、残暑見舞いが無事に届いたことと、相手の方が変わりなくおられることに触れましょう。
そして、ご挨拶が遅れてしまったことを詫びる文章を必ず入れましょう。
この時にまわりくどい「多忙なために」などの言い訳は必要ありません。
この後に、自分の近況を伝える文章を少し加えてもいいでしょう。
最後に相手を思いやる、「ご自愛ください」などの文章を書き、結語の「敬具」や「敬白」で
結ぶことを忘れないようにしましょう。(頭語を使ったら結語を使わなければなりません)
そして一番最後に日付を書いておきましょう。
残暑見舞いの返事・ビジネス例文
会社の上司や仕事上の取引先などから、残暑見舞いをもらう機会もあると思いますが、
その場合の返事はどのように書けばいいのでしょうか?
失礼のないように気を付けて、素早く返事をお返しするようにしたいものですね。
ビジネス文書の場合は、先ほどのような近況報告は必要ありません。(書かないようにしましょう)
お見舞いをいただいたことを有難く思う気持ちと、今後も良いお付き合いをしたいことを必ず書き添えておきましょう。
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残暑お見舞い申し上げます。
立秋を過ぎ暦の上では秋となりましたが、暑い日が続いております。
○○様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
先日はご丁寧にお見舞いをいただき、誠にありがとうございました。
お気遣いいただき嬉しく思っております。
今後ともお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
まだ暑さが続くようですので、夏の疲れも出る頃と存じます。
くれぐれもお体ご自愛ください。
平成○○年 晩夏
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残暑見舞いをいただいた際の返事の出し方についてご紹介しました。
親戚や友人など親しい方から、ビジネス上まで、御見舞を送ることでその方との距離もより近くなり、良いお付き合いが続けることが出来るので、失礼のないように送ることができるよう正しいマナーを身につけておきましょう。