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四万六千日とは?由来は?浅草寺のほおずき市や金沢の違いは?

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四万六千日
観音様より功徳が得られるという
四万六千日(しまんろくせんにち)」という
行事をご存知でしょうか?

北陸・石川県の金沢や東京浅草寺などでは
縁日が行われるのですが、
どんな行事なのかご紹介したいと思います。

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目次

四万六千日とは?由来は?

四万六千日(しまんろくせんにち)とは、
1000日間観音様にお参りしたことと同じ
ご利益を得る事ができるという功徳日をいいます。

観音様の縁日は毎月18日なのですが、
特に7月10日にお参りすることに意味がある
江戸時代より行われて来た行事です。

その数字に居たっては由来は明確ではなく、
いわれの1つとしてお米1升が4万6千粒あるとされていて、
これを人の一生とちなんでいるとも言われています。

四万六千日は年数にして126年、
まずどんなに長寿でもこの年数を毎日1日、
お参りすることは不可能なことですが、
古くは心身を健やかに病気や事故に遭わなければ
この年数は長生き出来るだろうという無病息災を祈り
願った数字であるとも伝えられています。

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四万六千日、浅草寺のほおずき市の由来は?

東京、浅草寺ではこの四万六千日の日には、
ほおずき市や縁日が行われます。

ほおずきは生薬として利用され、
平安時代より鎮咳や解熱、利尿作用や咳、
発熱、のどの痛みやむくみなどに
効果があるとされてきました。

そもそも縁日で売られていたもので、
とくに直接の因果関係はない様ですが、
体によいものを売るには縁日は最適であったことが
いつの間にかこの行事には無くてはならない
風物詩となった様です。

本来は東京芝の愛宕神社が発祥の四万六千日ですが、
このほおずき市によって浅草寺の方が盛大になったと言われています。

他にも江戸時代に農家の軒先に赤とうもろこしを吊るしていて、
その農家だけが落雷に合わなかったということから
雷避けとして赤とうもろこしも売っていましたが、
明治時代に不作となり現在ではお札を授与される様になりました。

現在日程は、10日に一番に功徳にあやかりたいという人が多かったため、
前日の9日も含めた2日間が功徳日として認識されています。

四万六千日、金沢では?

金沢でも四万六千日は藩政期より続く行事として、
旧暦7月9日に行われます。

その地殻になると四万六千日と書かれた張り紙を街角でよく見かけるようになります。

由来や意味は同じではありますが、
所変わればやや行われる事に違いがあり、
金沢では四万六千日の日には家の軒先に
とうもろこしを吊るします

この日は参拝後に祈祷を受けた
皮や毛がついたままのとうもろこしを購入し、
自宅の軒先に吊るすという風習なのですが、
その意味はとうもろこしのぎっしりとつまった実に家族の繁栄、
とうもろこしの毛には儲けや魔除けなどに通じている様です。

関東地方の四万六千日にはとうもろこしを下げる風習はありませんが、
思えば浅草寺の赤いとうもろこしを吊るした農家の話しと
重なる様な気もしますね。

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