季節のお便りを出したり、
お礼状などを出す際には季節感を出す
文をと思いますよね。
冬の時候の挨拶「大寒の候」
どんな時期に使うものでしょうか?
時候の挨拶「大寒の候」について
使い方や意味をご紹介します。
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大寒の候の意味は?いつまで?
大寒(だいかん)とは、
1太陽年を日数や太陽の黄道位置などで
24に分けて季節の名前をつけた
「二十四節気」の中の第24番目にあたります。
意味は1年の中で1番寒い時期、
寒さが加わるという意味です。
つまり「大寒の候」は、
「とっても寒い季節ですよねぇ~」という意味を
丁寧にした時候の挨拶文というわけです。
大寒の期間とは、
1月20日頃から節分である2月3日までです。
「大寒の候」を使うのであれば
この期間に使うことが適切です。
大寒の前に”小寒(しょうかん)”がありますが、
「小寒・大寒=寒中(かんちゅう)」
といわれる時期でもあり、
「寒中見舞い」を出す時期にでもあります。
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大寒の候、手紙での使い方は?
時期として「寒中見舞い」を出す時期であると
言いましたが、そうすると疑問が出ますよね?
では、大寒の候と寒中見舞いの書き出し、
どちらを使ったらいいの?
どちらを合わせて使っても差し支えありません。
寒中見舞いの書き出しはもちろん
「寒中見舞い申し上げます」と少し大きめに書き、
その後、相手の安否について書き続けますが、
・大寒の候、いかがお過ごしでしょうか?
・大寒の候、よい新年をお迎えされたことと思います。
などと続け、喪中の方であれば新年のご挨拶が
遅れた事へのお詫びなど続ければ、
その後はすんなりと文章が出て来るのではないでしょうか?
「寒中見舞い申し上げます」の文は
言わばタイトルで、「大寒の候」は季節を表すものなので
どちらを含めてもおかしくはありません。
なお、寒中見舞いを出す場合には、
先にもお話した通り「寒中」に届く様にしましょう。
寒中見舞いを出す期間は松の内あけの
1月7日頃から2月3日までの間です。
喪中で新年の挨拶を控える為に送る
「欠礼はがき」を出している場合には
基本送る必要はありませんが、
寒中見舞いをいただいた際に返事したいと思うのは
当然の事と思いますので、
お返事の際には季節の挨拶と共に返しましょう。
寒中見舞いとは異なる手紙を出す場合には、
「大寒の候」からの書き出しでかまいません。
大寒の候、文例は?
・大寒の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
・大寒のみぎり、ますます御発展のこととお喜び申し上げます。
・大寒の候、皆様には益々のご健勝のほどお喜び申し上げます。
親しい間柄であれば堅苦しくなりそうですが、
もう少し感じを緩めて、
・大寒の候、お変わりなくお過ごしですか?
・大寒の候、皆様お元気ですか?
などでもよいと思います。
前者はビジネスシーンや目上の方など向けと言えます。