今年ももうすぐ酉の市が始まります。
人ごみの中を歩きながら、
ずらっと立ち並ぶ出店で売られている
色とりどりの熊手を見るだけでも
気持ちが高揚してきますよね。
今では年中行事として定番となりつつあるこの酉の市。
浅草が有名ですが、それ以外にも関東地方を中心に、
「鷲」や「鳥」にちなむ寺社の年中行事となっています。
今回は練馬の大鳥神社の酉の市についてご紹介したいと思います。
浅草の酉の市の由来は?開催期間!屋台の時間やアクセス方法は?
スポンサーリンク
2015年の練馬・大鳥神社の酉の市の日程は?
「酉の市」は毎年11月の酉の日に、
各地の大鳥神社で行われる祭礼のことを言います。
2015年の練馬・大鳥神社の2015年酉の市の日程は、
一の酉 11月5日(木)
二の酉 11月17日(火)
三の酉 11月29日(日)
となっています。
御例祭(酉の市)は当日の午前0時、一番太鼓が打ち鳴らされる中始まり、24時間執り行われます。
また、神社での御祭儀は、宵宮祭(前夜祭)が
各日前日の23時15分~、
当日祭が各日13時~行われるので
参列を希望される方は早めに行って手続きを済ませたほうがよいでしょう。
スポンサーリンク
練馬・大鳥神社の酉の市で売られている、開運熊手の値段の相場は?
さて、酉の市と言えば、運やお金をかき集めるとされる「開運熊手」。
個人商店や飲食店に飾られているのを目にしたことがあるのではと思います。
酉の市ではびっくりするぐらいの数の熊手が店先を飾り、
その値段も様々。
1000円ぐらいのお手頃価格のものから、
数十万円するものまであります。
熊手の値段は、型の大きさと装飾で変わってきます。
毎年少しずつ大きなものにするとより効果があると
されているので、小さな物をまずは買って、
少しずつサイズアップしていくのがいいかも知れません。
値段交渉をして値切った分を相手にご祝儀として渡すという粋な文化もあるようですよ。
練馬・大鳥神社の酉の市の由来は?
酉の市の由来については、
神道と仏教で異なる解説をしているので、
それぞれ簡単にまとめてみました。
神道の酉の市の由来の解説
大鳥神社の祭神、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、
東征の戦勝祈願を鷲宮神社にて行い、
祝勝を花畑の大鷲神社で行ったことから、
日本武尊が亡くなった11月酉の日に大酉祭が行われるようになったそうです。
この大酉祭に立った市が、酉の市の始まりになっています。
仏教の酉の市の由来の解説
浅草の長國寺では、11月の酉の日に
日蓮上人が祈った際に鷲妙見大菩薩が現れ出たことにちなんで、
11月酉の日に
鷲妙見大菩薩を開帳するようになり、
その日に立った市を酉の市の始まりとしています。
また、実際のお祭り自体は農民による収穫祭が始まりとと言われています。
その収穫祭が江戸市中へと移行するにつれて、
飾り熊手などを縁起物とする都市型の祭へと形を変えてきて、
今の酉の市へと至っています。
昔からの風習が、今も脈々と受け継がれて
執り行われているというのは、とても貴重なことですよね。
練馬・大鳥神社の酉の市も毎年大変な賑わいだそうです。
まだ酉の市に行ったことがないという方も、
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。