雪の多い地域では、冬が近づくとスタッドレスタイヤに替える方も多いのではないかと思います。
路面の凍結によるスリップ事故は本当に怖いもの。
より安全な運転の為に、
スタッドレスタイヤの寿命や交換のタイミングをご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
スタッドレスタイヤの寿命はどれぐらい?交換時期の目安は?
スタッドレスタイヤの寿命は、
一般的には3~5シーズン使用できると言われています。
ブリジストンのブリザック(スタッドレスタイヤ)の公式ホームページでも
2~3シーズンの使用を目安として販売店に相談して下さい、
との記入があります。
ただし、使用頻度や走行距離、タイヤの種類など使用条件によって適切な交換時期の目安は変わってきます。
その具体的な判断基準は次にご紹介します。
スポンサーリンク
スタッドレスタイヤの寿命は年数、走行距離、溝の摩耗状態などで判断!
使用年数
まずは使用した年数。前述したように、
3シーズン=3年というのが一般的な基準となっています。
走行距離
こちらも路面の状態や運転の技術などで変わってきますが、
平均すると15000キロ~20000キロが走行距離の目安となります。
溝の摩耗状態
タイヤ面が新品のタイヤの50%まで摩耗すると、性能が低下して冬用のタイヤとして使うことが出来なくなります。
タイヤの溝の深さ50%の位置には、プラットホームと言われる使用限界を表す印がつけられています。
その部分の溝がなくなってしまったら、交換時期と考えて良いでしょう。
ゴムの柔らかさ
もう一つ、スタッドレスタイヤのゴムの柔らかさも大事な要因となります。
ゴムが固くなると凍結路面への密着部分が少なくなってしまうので、
溝があっても十分な性能が得られなくなってしまいます。
これは手で押してみただけでは判断できず、
タイヤ硬度計が必要になってくるので、
販売店やタイヤの専門店にお願いしてみましょう。
スタッドレスタイヤの寿命になったものは、夏タイヤとして使ってもいいの?
さて、上記の判断基準を満たし、
寿命を迎えてしまったスタッドレスタイヤ。
高価なものなので、冬場は無理でも
夏タイヤとしてそのまま使いたい、という方も多いはず。
でも、これは実はとっても危険。
スタッドレスタイヤの特徴である
タイヤの溝の深さとゴムの柔らかさ、
これが夏場には逆に弱点となるのです。
柔らかいゴムは夏タイヤに比べて
激しい熱を帯びて変形しやすく、
運転の性能が落ちたり破裂する可能性が高まります。
また、タイヤの溝が深いことで路面に接する面積が少なくなり、
夏タイヤと比較してブレーキの効きが悪くなります。
スタッドレスタイヤは安全面を考え、
冬場以外の使用は避けた方が良いでしょう。