好き嫌いはあるものの、
古くより日本の食卓にあがる「納豆」
発酵食品を食べる健康法などブームもあり、
毎日食べるという方も少なくなりません。
「1日にたくさん食べる!」という場合に、
納豆の食べ過ぎによる影響はあるのか?と
考える事はありませんか?
では、納豆の食べ過ぎによる影響や害について
ご紹介したいと思います。
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納豆を食べ過ぎると太る?
「納豆を食べ過ぎると太る」という事を耳にしました。
私自身も「えっ?」と思いましたが、
思えば大豆はとても栄養価が高い分、
カロリーもそこそこ蓄えている食材です。
たとえば・・・納豆100gでおおよそ200kcalあります。
ごはんは軽く茶碗1杯で160kcal程度なので、
100gの納豆を合わせて食べればそれなりのカロリーになります。
しかし、どうでしょうか?
100gもの納豆を1度の食事に摂る事はありません。
1パックでおよそ50g=100kcalということになります。
25分程度歩けば消費してしまうカロリーなので、
朝や昼間食べる程度であれば全く気にならないカロリーといえます。
夜食べる場合には、ご飯など炭水化物を控えて、
代替えするなら問題ない程度とも言えます。
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納豆の食べ過ぎは痛風に?害や病気、脱毛の原因?セレンとは?
生活習慣病予防に勧められる納豆ですが、
痛風の人は食べない方がいいとう話しを聞きます。
なぜ?と思うと思いますが、
実は案外知られていない痛風の原因物質
「プリン体」が多く含まれているのです。
プリン体は多くの食材に含まれており、
1日400mg程度と食事指導でも言われています。
納豆に含まれているプリン体は100gで113mg。
1パックであれば56.5mg程度なので
毎日食べたとしても問題はありません。
なんでも「バランス」「~過ぎる」事はよくないこと!
納豆だけで起こりえる事ではありません。
しかし、納豆に含まれる「セレン」は注意が必要!
セレンは本来、抗がん作用を持ち細胞の老化を防ぐ
といった効果をもたらすものですが、
過剰摂取することで、脱毛や吐き気、肝機能不全といった
中毒症状を起こすとされています。
その中毒症状を起こす1日の摂取量は、
約730μg~750μgとされています。
納豆100gで約235μgが含まれているので、
1パック約50g×5個程度食べると摂取量に相当します。
つまり、1日1~2パック程度なら
とくに気にすることはありませんが、
好きすぎて食べ過ぎる事は注意が必要になります。
納豆の食べ過ぎ、妊婦や赤ちゃんは?体臭は?
妊娠中や赤ちゃんの納豆の食べ過ぎは、
イソフラボンによる女性ホルモンのバランスの崩れや、
「トポイソメラーゼII阻害作用」による遺伝子異常が
示唆されています。
大豆イソフラボンの1日の摂取目安の上限においては、
70~75mgとされているので、
1パックで平均29.4から36.8mg、
妊娠中は1パック程度に留めておくほうが無難ですね。
また、独特の香りをもつ納豆で、
体臭にも納豆の影響はあるのでは?と思われますが、
実際には体臭を抑える働きを持っています。