
卒業式の送辞は、在校生代表が卒業生へ感謝と祝いの言葉を贈る挨拶です。学校生活の思い出、先輩への感謝、伝統を受け継ぐ決意、卒業後の活躍を願う言葉の順に組み立てると、まとまりやすくなります。
学校によって原稿用紙や読み方の決まりがあるため、清書前に担当の先生へ確認しましょう。
送辞と答辞の違い
送辞を読むのは、卒業生を送り出す在校生の代表です。一方、答辞は卒業生代表が学校や教職員、在校生へ感謝を伝える挨拶です。
送辞では、自分だけの思い出ではなく、在校生全体の気持ちとして伝わる内容を選びます。当日の主役は卒業生なので、長くなりすぎないことも大切です。
送辞の基本構成
送辞は次の順番で考えると書きやすくなります。
- 1. 季節の挨拶
- 2. 卒業を祝う言葉
- 3. 卒業生との思い出
- 4. 卒業生から学んだこと
- 5. 伝統を受け継ぐ決意
- 6. 卒業後の活躍を願う言葉
- 7. 結び
- 8. 日付、在校生代表、氏名
行事名を並べるだけでなく、「その場面で先輩がどのように支えてくれたか」を一つ入れると、内容が具体的になります。
卒業式の送辞の例文
> 柔らかな日差しに春の訪れを感じる今日、卒業生の皆さんが晴れの日を迎えられましたことを、在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
>
> 先輩方は、学校行事や部活動、日々の学校生活の中で、いつも私たちを導いてくださいました。うまくいかず戸惑っていたときに、温かく声をかけてくださったことを、今でもよく覚えています。
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> 先輩方が築いてこられた伝統を受け継ぎ、私たちも互いに支え合える学校をつくっていきます。
>
> これから進まれる道には、新しい出会いや挑戦が待っていることと思います。皆さんの今後のご活躍とご健康を、在校生一同、心よりお祈り申し上げます。
>
> 本日はご卒業、誠におめでとうございます。
学校名や実際の行事、先輩との出来事に合わせて調整してください。
送辞に使う用紙・ペン・封筒
式典では、式辞用の巻紙や折りたたみ式の用紙を使う場合があります。濃い黒の毛筆や筆ペンで清書するのが一般的ですが、学校から指定される用紙や書式を最優先にしてください。
学校から支給されない場合は、文具店などで「式辞用紙」「祝辞用紙」として販売されているものを選びます。封筒または包み紙の表には「送辞」と記します。
筆ペンで書く場合は、にじみやすさや文字の大きさを事前に試しましょう。清書前に先生へ原稿を確認してもらうと安心です。
読み方と練習のコツ
- 文を短めにし、息継ぎする場所へ印を付けます。
- 「えー」「あの」などのつなぎ言葉を入れず、間を取ります。
- 体育館の後方まで届く声量を意識します。
- 早口にならないよう、時間を測って繰り返し読みます。
- 卒業生へ語りかける部分では、原稿から一度目を上げます。
まとめ
送辞は、卒業生を祝うだけでなく、先輩への感謝と在校生の決意を伝える挨拶です。季節の挨拶、思い出、受け継ぐ決意、卒業後を応援する言葉の順にまとめると、聞き手に伝わる原稿になります。